Bluemix上で提供される新しい実行環境OpenWhiskがリリースされました!

OpenWhiskはFunction as a Serviceに分類されるサービスであり従来のBluemix上で提供されているCloud Foundry のPaaSとは少し趣の違うサービスです。
CloudFoundryのアプリケーションが常駐型のサービスを提供するのに対して、イベント駆動型の処理を得意とします。そしてその処理は簡単なコードを登録するだけでactionとして実行することが出来ます。そして先日Apacheソフトウェア財団のプロジェクトとして登録されました(ソフトウェアとしての正式名称は Apache OpenWhisk ™ となります)

Bluemix上のコンソールも新しくなり基調が最近のBluemix同様に白色になりました。
openwhisk

そして価格について発表されています。
基準となるのは、「処理のメモリ」x 「実行時間」x「実行回数」で算出されます。
openwhisk_-_pricing

  • 無料枠は、400,000 GByte-Sec/Monthが含まれています。コスト単位は、$0.000017/GB-sec となり時間は 100msecで丸め込みされます。

openwhisk_-_pricing

費用の算出式は上記の表に当てはめる事が出来ます。なかなか設計段階での見積もりは難しそうですね。

他のクラウドとの価格の比較を行うサイトも有りましたので参考にリンクを掲載しておきます(まだOpenWhiskは反映されていないようです)

リリースされたことで本格的にBluemixのユーザ様はこの機能を利用していただけるのではないかと思います。Function as a Serviceは今後クラウドネイティブアプリケーションにとって重要なアーキテクチャとなると考えておりBluemix上で提供が開始されたことを嬉しく思います。