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BigQueryのデータをシームレスに可視化

投稿者:中根 洋平

BigQueryのデータをシームレスに可視化

日本情報通信の中根です。
今回はいつの間にか?追加されていたBigQueryからDataportal とGeoVizへの連携機能についてご紹介します。

BigQueryからの連携

BigQueryのリリースノートを眺めていたら以下の記載がありました。

You can now explore data in Data Studio by using links from your BigQuery query results in the Google Cloud Console. This feature is now generally available (GA).

スプレッドシートへの連携はありましたがData Portalへの連携もGAになったということで確認してみました。

ちなみにこのBlog記事を投稿した6/22現在データポータルを使用して BigQuery データを可視化するの日本語版は更新されていないです。
右上の言語を英語にしていただければこの後ご紹介するガイドが見られます。

確認してみた

今回はCOVID19のパブリックデータを利用し日付毎の確認済み症例数を出してみます。

blog_image_02.jpg

確かにスプレッドシートへのリンクの他にData Portalも表示されています。
ボタンを押すと自動的にData Portalが開き表と棒グラフの2つが表示されています。
ここからはData Portalの作業となるので時系列データなので棒グラフではなく折れ線グラフに変えてみましょう。

blog_image_04.jpg

Data Portalはデータを接続したりと準備に少し手間がかかりますがクエリ結果からシームレスに可視化に移れるのはいいですね。

GeoViz

ここでData Portalなら地理情報も可視化したいな、と思い地理情報付きのクエリを実行したところ

blog_image_05.jpg

GeoVizへの連携が表示されていました。
GeoVizはGoogleが提供しているGoogle Maps API を使用して BigQuery の地理空間データを可視化するためのウェブツールです。
詳細はこちらをご確認ください。

それでは早速連携してみましょう。
GeoVizのプロジェクトID欄とクエリ欄に情報が入っている状態となりました。
URLを見るとプロジェクトとBigQueryのジョブIDがパラメータとして連携されているため後は実行するだけ、という状態のようです。
これはいいですね。

blog_image_06.jpg

データでは都道府県毎に単一のポイント情報がありますので確認済み症例数に応じてポイントサイズや色を設定してみましょう。

blog_image_07.jpg

GISデータの可視化はなかなか手段がないのですが簡単に連携できました。

まとめ

従来はスプレッドシートのみの連携機能でしたが可視化の手段が増えました。
とくにファイルを介したりする手間がないのが良いですね。
きっちりとしたレポートを作成するほどでもなく気軽にかつシームレスに移動できるのは良いですね。
ぜひ皆様の分析ライフに役立てていただければと思います。

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