IBM® PowerIBM Power
概要

IBMのハイブリッドクラウド戦略で実現するDXの世界

IBMのハイブリッドクラウド戦略は、オンプレミスとクラウド環境を統合し、柔軟性とスケーラビリティを提供します。データの統合とリアルタイム分析を支援し、AIと自動化により業務の効率化を図ります。強力なセキュリティ機能とコンプライアンス対応で信頼性を確保し、マルチクラウド環境の最適化を実現します。これにより、迅速なデジタルトランスフォーメーションを実現し、競争力を高めるビジネス環境を提供します。

ハイブリッドクラウド + 基幹システムのモダナイズ

Red Hat OpenShiftなどをフルサポート
コンテナを利用する環境として最適なIBM Power

IBM Powerは、最新のコンテナ化技術を活用して、アプリケーションの開発、デプロイ、および運用を大幅に簡素化します。Red Hat OpenShiftなどをフルサポートし、エンタープライズクラスのワークロードを効率的に管理することが可能です。

IBM Powerは、コンテナの非機能要件に対して「TCO削減/拡張性向上」と「可用性/堅牢性向上」の大きく2つの観点からメリットを与えます。

TCO削減・拡張性向上サーバー台数を抑えられる

TPS
1.76倍
CPU使用率
0.38倍

より多くのコンテナを低コストで実行可能

インフラを構成するサーバー台数の抑制によって実現するものです。具体的には同じIBM Power上で稼働しているVM(仮想マシン)とコンテナとの間でプロセッサーを共有することでCPUコア利用率を最大化します。この結果としてアプリケーションをより少ないコア数で動かすことが可能となり、ソフトウェアのライセンス費を節約することにもつながっていきます。

またマルチコンテナ環境のパフォーマンス検証を行ったところ、IBM Powerはx86サーバーと比較してトランザクション処理性能を1.76倍に高める一方、CPU使用率を0.38倍に抑えるという結果を得ています。

可用性・堅牢性向上重要なシステムを安心して稼働できる

計画外ダウンタイムは年間でわずか
0.08時間

高い可用性やセキュリティーを求められるインフラを実現

重要なアプリケーションを安心して稼働できるインフラを実現します。
IBM Powerは障害によるシステム停止を減らすとともに、データ漏洩を防ぐセキュアな環境を提供し、長年にわたり多くのお客様の業務継続性を維持してきました。
IBM Power 上でRHELとAIXを動作させた2つのインフラにおいて、サーバーあたりの計画外ダウンタイムは年間でわずか0.08時間となっています。

また、x86サーバー上で動作する各種ハイパーバイザーが100件から1,000件以上の脆弱性が報告されているのに対して、IBM Power のPowerVMで報告された脆弱性は3年間で0件です。



Newオンプレミス

現在、多くの企業は、クラウドとオンプレミスを組み合わせたハイブリッドクラウド環境を採用し、重要なデータやアプリケーションを適切に分散して管理しています。
また、最新のオンプレミスソリューションでは、AIや機械学習、コンテナ技術、DevOpsなどの最新技術が取り入れられており、柔軟性や効率が大幅に向上しています。さらに、ゼロトラストセキュリティモデルや高度な暗号化を使用することで、セキュリティとコンプライアンスにも対応しています。加えて、システム管理の自動化やAIを活用した運用監視が導入され、管理の負担が軽減されています。

IBM Powerは、オンプレミスでありながら、柔軟なパブリッククラウドのコスト体系を取り入れた、セキュアで利便性の高い環境を保持しながら、クラウドのように利用することが可能です。このような、クラウドネイティブの要素を取り入れた新しい形態のオンプレミスは「Newオンプレミス※1」と表現されています。

※1 従来型のオンプレミス (Oldオンプレミス) のみをサポートするベンダーは市場から消滅しつつあり、国産ベンダーは、サーバはもとより、メインフレームから撤退し始めています。一方で、外資系ベンダーはNewオンプレミスを推進している。

出典:
ガートナージャパン , “Gartner、オンプレミスに関する最新の展望を発表”
https://www.gartner.co.jp/ja/newsroom/press-releases/pr-20240304 ,(参照 2024-11-15)

Dynamic Capacity 製品

Dynamic Capacity(PEP2.0) – プロセッサーの利用例
  • 必要最小限のコア起動(ベース部分)を購入しプール内で共有が可能、リソース不足分に対しては事前購入したキャパシティ・クレジットによるリソースの追加が可能
  • 個々のシステム単位での利用ではなく、プール全体として共有することで、ベース購入分の起動コアも有効活用
  • 追加分の使用量は分単位で計測されHMC経由でIBM Cloud上のCloud Management Consoleで管理

オンプレミスなのに従量課金

Trial Capacity on Demand

Trial CoD を使用して、非アクティブなプロセッサー・コア、メモリー、またはその両方を無償で使用の評価します。登録後、試用期間は 30 日間の電源オンで利用できます。

Capacity Upgrade on Demand

非アクティブなプロセッサー・コアおよびメモリー・ユニットを永続的にアクティブ化するには、アクティベーション機能を購入し、提供されたアクティベーション・コードを入力。これは、サーバーを再起動したり、ビジネスを中断したりすることなく実行できます。

例: 当初は8コアで稼働。
ビジネス拡大に伴い、コアを順次、必要な時に必要なコア数だけパーマネントに増設。増設時も、システムは稼働したまま。当初稼働時のコストの最小化と、成長にあわせた追加投資を実現します。

Elastic Capacity on Demand

プロセッサー・コアまたはメモリー装置を必要なだけ毎日活動化するために、HMC を使用してリソースを一時的に使用可能にします。

例:月末の2日間だけ負荷の増えるアプリケーションBに、その都度2CPUを追加します。

Shared Utility Capacity

システム間でリソースを共有し、基本の月額料金はかかりません。分単位で計量で使用した分だけを支払います。

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摩擦のないハイブリッドクラウドが、ビジネスにどのようなメリットをもたらすかを紹介します。

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