解決可能な課題
- DWHを利用する上でプラットフォーム選択の自由度が欲しい
- 自由にリソースの拡張や縮小をして最適な運用を行いたい
- 運用にコストを掛けたくない
- データプラットフォームとしての利用を検討している
- クラウド上の他のデータとの連携を検討している
サービスのご紹介
Snowflakeは「Cloud service」「Query processing」「Database storage」のレイヤーで構成されています。
- 「Cloud service」はSnowflake全体の処理をする為に様々なコンポーネントを結びつけるレイヤーです。
- 「Query processing」はSQLが実行された際に、このレイヤーで計算を実施。
クエリを処理する際の各コンピュータノードをSnowflakeでは「仮想warehouse」と呼び、ユーザはこの 「仮想warehouse」を自由に設計することにより、処理時間の調整をすることができます。
- 「Database storage」はデータがロードされると、このレイヤーにカラムナー形式でデータを圧縮して保管します。
導入によるメリット
セキュアなデータシェアリングを簡単に実現
- 企業間等でデータ連携が必要な場合に、データ移行せずに相手側データを参照/分析することが可能。
移行費用や余分なDWH費用削減可能。 - セキュリティはデータプロバイダー(提供者)側で細部にわたり設定可能。
バックアップ運用からの開放(タイムトラベル機能)
タイムトラベル機能は90日間であればどの時間帯に戻すこと、複製することができる機能。
当機能があればDWHで悩みの種であるバックアップ問題(領域の肥大化/バックアップ時間/バックアップ費用)から解放されます。
自由度の高いリソース管理
ウェアハウス機能はオンライン中に変更可能。
リソース使用時の最低値と最大値を設定することによりSQLの複雑さ/多重度に応じて、どの程度リソースを使用するかシステムが自動調整を行う。
SQL無風時はサービスを一時停止し、費用がかからないように自動調整可能。
ウェアハウス・データの部分が独立しているので別々にスケールアウト可能。
マルチプラットフォーム対応
- AWS、GCP、Azure等の様々なプラットフォーム対応。
数秒で複製環境を構築可能(ゼロコピークローン機能)
- データを容量を使わずに環境を複製する事が可能。
- データの複製は数秒で完了。
- 複製先のデータ、テーブル定義を変更しても複製元に影響は一切なし。
「Snowflake」のエディション
機能/サービス | Standard | Enterprise | Business Critical | Virtual Private |
---|---|---|---|---|
セキュリティ | △ | ○ | ◎ | ◎ |
インターフェース | ○ | ○ | ○ | ○ |
データのIN/OUTPUT | ○ | ○ | ○ | ○ |
耐障害性 | ○ | ○ | ◎ | ◎ |
データ共有 | ○ | ○ | ○ | × |
サポート問い合わせ | ○ | ○ | ○ | ○ |
「Standard edition」
Snowflakeの基本的な機能が一通り使用でき、費用対効果のバランスが取れています。
「Enterprise edition」
Standard Edition の全ての機能とサービスを提供し、大規模なお客様のニーズに合わせた追加機能を持っています。
「Business Critical edition」
Enterprise editionの全ての機能とサービスを提供し、よりセキュアで災害復旧のサポートが追加されます。
「Virtual Private Snowflake」
最高レベルのセキュリティ機能をサポートするエディションとなります。
「Snowflake」の料金
Snowflakeは主に「ストレージ使用料金」 + 「ウェアハウス(リソース)使用料金」 となります。
また、料金の主な割合としましてはストレージ料金が3割りに対してウェアハウス料金が7割り程度のケースが多く見られます。
その為、いかにウェアハウスを効率的に使用するかがSnowflakeの料金を抑えるポイントとなります。