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IBM Edge 2016 参加レポート

IBMは9月19日から9月22日にかけて、ネバダ州ラスベガスで「IBM Edge 2016 (※)」を開催。4日間で1,000を超えるセッションが行われました。会場であるMGMグランドホテルのカンファレンスセンターには早朝から5,500人以上の顧客やIBMビジネスパートナーが集まり、日本情報通信も参加しました。

※ IBMブランドに関する事例講演・最新の製品・技術情報を 基調講演やSolutionEXPOを通じて「観て」「聴ける」イベント

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プロダクトの観点では、IBM POWER8搭載Power Systemsが発表されました。HPCを意識した製品であり、CPUとGPUにおけるPCIeのボトルネックをNVLinkで解消する点が主な特徴です。今後ますます増え続けるデータ処理量の多い様々なワークロードで、x86ベースのサーバーを超えるパフォーマンスを発揮することが期待されます。

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メインフレームの分野では、2015年8月に発表された IBM Linux ONEにおける ブロックチェーンの実装事例が発表されました。

ダイヤモンドの流通において、原石の出所である鉱山から消費者に届くまでの履歴を記録することで、透明性の高いシステムを実現しているという内容でした。当然ながら、機密データや規制データを処理するために、サイバーアタックなどへの万全なセキュリティー対策、高速処理といったパフォーマンスが不可欠になるため、IBMのzSystemの基盤は最適と言えます。

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ストレージでは、F1チームである「Red Bull Racing」でのSDSの事例発表が行われました。

1/1,000秒単位まで計測されるF1マシンは10万点の部品で構成されるため、天候やレース場など様々な状況で、いち早く個々のレースに合わせた部品の構成を実装し、如何に高いパフォーマンスをあげられるかが、至上命題となります。更にテスト走行には限度があるため、多くのシミュレーションが必要不可欠となりますが、それをIBM FlashSystemとSpectrum LSF、SpectrumScaleで実現しているのです。データ量の増加や瞬時の判断、高い分析能力を備えたシステムが必要になるため、FlashStorageをはじめSDSの伸張は、ますます加速していくでしょう。



・急激なリソースが必要になるケース(拡張性が求められる)

・クラウドと連携が必要となるケース(コスト最適化と柔軟性が求められる)

・セキュリティの観点での信頼性、堅牢性が求められるケース

上記のように、近年増え続けるビッグデータを扱うシステムをオープンテクノロジーで利用するケースが増えてきましたが、Power systemやzsystemはこれまで以上にお客様へ安心してご利用いただける基盤だと言えます。ソフトウェアとの組み合わせであるSDSの提供、利用シーンに応じたHybridCloud環境の提供も、IBM製品であるからこそ実現が可能なのです。



ビジネスシーンとしては今後も技術革新が続きますが、今までのようにIBM1社だけではなく、OPEN Power Foundationとして成果が報告されているように、ビジネスパートナーと企業と協業していくことで各社の強みが活かされ、更なる技術革新へつながっていくのではないかと感じました。

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