投稿者:ITインフラ担当

みなさん、こんにちは。
バリューインテグレーション本部クラウドテクニカルセールス部 堀口です。
IBM Cloudのプリセールスを担当しております。
今回は、IBM Cloudユースケースとして、オンプレミスのVMware環境をクラウドへリフトした事例をご紹介します。

1.お客様の取り組みの背景

本事例でご紹介するお客様は、オンプレミス基盤を更改するのではなく、IT資産を持たないクラウド利用の検討を行っておりました。

アプリケーションの変更や改修、再開発を実施したくないこともあり、オンプレミス基盤で利用していたVMwareを利用できるクラウドを探していました。
また、インフラ基盤の運用を自社で行っており、クラウドに移行をしてもVMware基盤は自分たちで管理・運用していきたいという運用方針を持っておりました。

その方針にIBM Cloudのベアメタルサーバが当てはまり、クラウドへリフトすることが決定しました。

2.移行の手法

IBM Cloudのベアメタルサーバの豊富な種類の中からサーバを選択

  • CPU:シングル/デュアル/クアッドから選択可能(4コア~60コアまで)
  • メモリ:16GB~6TBまで
  • Disk:SATA、SAS、SSD(RAID構成も自由に構成可能)

IBMCloud image2.png

既存VMwareライセンスの有効活用

  • IBM Cloudでは、月額サービス提供かお客様がライセンスを持ち込むことが可能です。今回は、お客様にてライセンスの持ち込みを選択されました。

容易な移行方式

  • オンプレミス環境のVMware基盤のVMDKファイルをクラウド上のVMware基盤へコピーする移行方式をとりました。

オンプレミスとクラウドのネットワーク接続

  • NSXやGRE接続によりお客様セグメントとしてL2延伸をさせ、クラウド上のVMware基盤と接続させました。

お客様自身でVMware基盤を管理

  • IBM Cloudでは、vCenter Severの権限が利用ユーザに許可されているため管理・運用をユーザで実施可能であり、お客様自身でVMware基盤を管理されています。

IBM_Cloud_06.png

3.IBM Cloudへのリフト効果

システム移行費用の削減

VMDKファイルをコピーすることで容易にVMware上の仮想サーバをクラウド上に移行することができたため、アプリケーションの変更や改修、再開発が不要となり、移行費用を削減できました。

VMware基盤上のサーバや社内システムのアプリケーション、ネットワーク設計の変更不要

L2延伸を行うことで、お客様の現行IPアドレスを持ち込むことが可能であり、システム設計の大幅な変更が不要となりました。

ユーザ任意のタイミングでメンテナンスウィンドウを設けることが可能

IBM Cloud上にvCenterを構築することが可能なため、システムの管理をユーザにて実施可能となります。
運用面で自社タイミングでのメンテナンスを設けることができました。

新しいスキル習得のための教育が不要

従来のVMwareのスキル/ノウハウを活用出来るため、新たな要員調達や研修による教育が不要となりました。
また、トラブルなどの有事の際の対応においても従来のスキル/ノウハウを活用することも可能となりました。

運用プロセスの再設計が不要

VMware基盤でクラウドにリフトできたため、これまでの運用ルールやフローの大幅な見直しは不要となり、運用マニュアルなどの再作成も不要でした。

■構成イメージ

IBMCloud image1.png

本ユースケースは、選択肢が豊富なベアメタルサーバの選択、またVMware管理機能が利用ユーザに付与されている等、IBM Cloudの特長を最大限に活かすことができたと考えております。

今後もIBM Cloudのユースケースを掲載していきますので、IBM Cloudに興味があるけど、あまり良くわからない、このような利用はできるかなというご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。

*本ブログに記載の会社名、商品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。

参考)VMware on IBM Cloud

https://www.niandc.co.jp/sol/product/vmoncloud/