NI+Cの常田です。
今回はSoftLayerの仮想サーバの提供形態について少し説明をしたいと思います。
仮想サーバにおける「Public Node」と「Private Node」とは何か
SoftLayerの仮想サーバには、CPUの選択肢が実は2種類あります。
一般的なクラウドサービスの多くは「共有」された仮想サーバを利用することに成りますがSoftLayerの場合には「専有(Private)」な仮想サーバを選択することが出来ます。
専有(Private Node)タイプ
値段を見てみると結構な費用になっていますね。
共有(Public Node)タイプ
こちらは一般的な共有タイプのCPUの費用です。
何が違うのか
実は、専有タイプの場合には「ハイパーバイザー」がユーザ「専用」で利用されることになります。これにより他のアカウントのサーバの負荷に影響されたりすることなく利用することが出来ます。
簡単な図を示します。上記のように仮想共有の場合には「アカウントA」と「アカウントB」が1台のハイパーバイザーを共有しています。これに対して仮想専有の場合には「アカウントA」のみがハイパーバイザーを利用してます。割当たるベアメタルサーバ次第で集約率は変動してきます。
注意点としては、仮想専有をした場合には2台目のサーバは「同じ」ハイパーバイザーの筐体にアサインされるとのことです。このためベアメタルサーバ自体に物理障害が発生した際には、同時に影響をうけることになります。
まとめ
今回は以外に知られていない、SoftLayerの仮想専有サーバについてご説明をしました。
今後パフォーマンスについてもベンチマークを取って行きたいと思います。
追記 2015/04/23
IBMの安田様に追加の情報をいただきましたので追記しておきます。情報有り難うございます。
- 仮想サーバーでのCPU コアの割り当てロジックは、ハイパースレッドonにしたコア毎、です。
- オーバーコミットなし