Treasure Data CDP<第8弾>新機能 ジャーニーオーケストレーション ご紹介
投稿者:本間 朝葉
NI+C マーケソリューションチームです:)
本Tech Blogでは、NI+Cで取り扱っているTreasure Data CDPを紹介していきます。
本日は Treasure Data CDPの新機能
『ジャーニーオーケストレーション』を紹介いたします。
ご紹介いたします機能は、現在ベータ版がリリースされています!
正式リリースは近日中とのこと。
ジャーニーオーケストレーション とは
ジャーニーオーケストレーションは、オーディエンススタジオ上の各顧客情報を、定義したカスタマージャーニー上に乗せ、顧客が次のステージ、またはジャーニーのゴール(コンバージョン)へ進むために必要な施策を、個々に適切なタイミングで自動的に実施してくれる機能です。
カスタマージャーニーの作成
図1:ある購買サイトにおけるカスタマージャーニーの例。5つのステージそれぞれで顧客の心理や行動は異なっています。自社の顧客ひとりひとりが今どのステージにいるのかを把握し、適切な施策を行うことが重要となります。
ジャーニーオーケストレーションではカスタマージャーニーを、ジャーニーエディタと呼ばれるキャンバス上に、マウスのドラッグ&ドロップによって作成できる機能を利用して作成することになります。
ジャーニーステージごとにステップを配置
図2:ジャーニーエディタによるジャーニーの例。4つのジャーニーステージを用意し、各ステージのステップを進み、顧客に対して適切なタイミング・適切な施策を行うことで、顧客はモチベートされ、次のステージに進むきっかけとなります。
ジャーニーエディタでは各ジャーニーステージに、「ステップ」と呼ばれるアクションアイコン(その上を通過するとイベントが発火)を設置していきます。
このステップには
- アクティベーション
- (N日)待機
- 条件分岐(次期リリース、今回のリリースの対象外)
などがあり、顧客は各々のステージにエントリーした時点から、ステップを順番に進んでいくことになります。「アクティベーションステップ」を通過するごとに、メール配信や広告配信などの施策を受けることになり、それによってモチベーションが高まった顧客は次のステージへステップアップし、さらにそのステージのステップを進んでいくことになります。
前回のアクティベーションの効果を待つために、次のアクティベーションまでに日数を設けたければ、その間に「待機ステップ」を挟むことによって、顧客は待機ステップ上に指定された日数待機することになります。
ジャーニーオーケストレーションの存在意義
「カスタマージャーニーを定義し、ステージごとに適切な施策を実施する」、これは従来から行われた試みであります。ジャーニーオーケストレーションの大きな特徴は、従来それらを行うために
- マーケターが各顧客のステージを把握すること、
- 適切な施策をマニュアルで実行すること、
これらを全てオートメーション化することができることです。
オートメーションと聞くと、MA(マーケティングオートメーション)と同じと思われるかもしれませんが、CDPという顧客の莫大な情報を活用し、壮大なジャーニーを構築できるスケール感に違いがあると言えます。また、カスタマージャーニーの情報は、オーディエンススタジオのリソースとして他の機能(予測スコアリング、プロファイルAPIトークンなど)で活用できるというメリットもあります。
新機能『ジャーニーオーケストレーション』いかがでしたでしょうか。
ご興味を持たれた方はぜひ「こちら」からお問い合わせください
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