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LookerのCustom Visualizationのご紹介

投稿者:杉山

目次

  1. はじめに
  2. 関係性を可視化する
  3. 目標への進捗状況を可視化する
  4. その他
  5. さいごに

1.はじめに

こんにちは、杉山です。
Lookerにはデフォルトの表やグラフに加え、Advanced Visualization EditorCustom Visualizationのように高度なカスタマイズ機能があることをご存じでしょうか?高度なカスタマイズができることは素晴らしい反面、定義するのが難しそう、、、とハードルを感じられる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、Google Cloud Next’24 Las Vegasで紹介されたAdvanced Visualization AssistantのようにAdvanced Visualization Editorを自然言語ベースで作成できるサービスや、Custom VisualizationをLooker Marketplaceから直接インストールできたりと、意外と簡単に利用できます。本投稿では前述のLooker Marketplaceからインストール可能なCustom Visualizationを、各目的に合わせてご紹介します!2024/5/20時点で公開されているビジュアリゼーションは19種類ありますが、今回は中から9種類をご紹介します。

2.関係性を可視化する

1:Chord

複数のカテゴリー間の関係性を視覚的に表現するのに役立ち、特定の「量の流れ」を表現することが可能です。

例)国別の主要輸出国との輸出入分析
「中国」にマウスをあわせると、中国→アメリカには2000億円、アメリカ→中国には1600億円分の品を輸出しており、中国は対アメリカに輸出している以上の額をアメリカからは輸入していることがわかります。

2:Force-Directed Graph

複雑な関係性を持つデータを視覚的に表現し、顧客分析で顧客間の関係性や購買行動を分析が可能です。

例)ドラッグストアの購買分析
練馬区のドラッグストアを利用する顧客は多く、その内1名(C1030)は練馬区の他に台東区、豊島区でも同社のドラッグストアを利用していることがわかります。C1030には練馬区のみで使用できるクーポンだけではなく、他によく利用するエリアに向けたクーポンも配信するとネクストアクションを考えることができます。

3:Sankey

あるエンティティから別のエンティティへのデータの流れを表現し、顧客の購入行動やウェブサイトのトラフィックなど、さまざまなデータセットに適用可能です。

例)コンタクトセンターのコンタクト内容分析
問い合わせの内容は「カードのご利用」についてが最も多く、その中でも「お支払い・明細・リボ払い」の内容を確認される顧客が多いことがわかります。数は多くありませんが、一定数「よくあるQ&A」を確認される顧客もいるため、カードの利用について「よくあるQ&A」の拡充が必要かもしれないと分析できます。

3.目標への進捗状況を可視化する

1:Bar Gauge

目標達成度を横棒グラフでわかりやすく表現することが可能です。

例)ドラッグストアの購買分析
これまでのベビー用品の売上金額を青色、目標金額の5万円まで足りていない金額を緑色で表現しており、あと19,948円ということがわかります。Lookerはリアルタイム接続が可能であるため、速報値を連携でき、現状の目標達成度合いを知ることができます。

2:Liquid Fill Gauge

目標値と現在値を設定することで、進捗状況を円グラフで表現することが可能です。

例)ドラッグストアの購買分析
「アイス」の売上目標数量を100としたとき、現状の売上数量が30%であることがわかります。Bar Gaugeと同様、速報値を連携することで、現状の目標達成度合いを知ることができます。Bar Gaugeと比較すると、波がアニメーションのように揺れる見栄えにできたりと少しお洒落にみえる気がします、、、(笑)

3:Radial Gauge

目標に対する進捗状況を円形のゲージで表示し、目標達成率などを視覚的に分かりやすく表現することが可能です。

例)ドラッグストアの購買分析
品川店の2020年アルコール飲料売上目標金額を10万としたとき、現状は52,440円であり、2019年の実績は50,746円であったことがわかります。目標金額はBar Gauge、Liquid Fill Gaugeと同様Exploreの編集で設定可能です。

4.その他

1:Calendar Heatmap

日付と数値データをカレンダー形式で表示するヒートマップを作成し、時間の経過に伴うデータの変化を分かりやすく表現することが可能です。

例)ECサイトの売上分析
2023年の売上の中で12月が最も売上が良く、四半期でみると4Qが他の四半期に比べて売上の高い傾向にあることがわかります。

2:Spider

複数の指標を同時に比較し、データポイント間の関係や外れ値、一般的な傾向を表現することが可能です。

例)運送業者の走行分析
青色で表示されている高橋さんは急ハンドル・急減速・急加速の枠が大きいため少し危険な運転が多く、紫色で表示されている鈴木さんは同項目の枠が小さいため安全運転を心がけていることがわかります。

3:Report Table

データを表形式で表示しデータを分析・探索することが可能です。

例)ドラッグストアの購買分析
デフォルトのTableと比較すると、小計機能を用いたときの見栄えに大きな差があります。過去のブログでもご紹介しておりますが、Tableのビジュアリゼーションで小計機能を用いると、一意の値であってもカラムが分かれていることで行も分かれてしまう仕様となっています。その点Report Tableを用いることで、一意であればカラムが異なっていても1行で表示されます。

5.さいごに

今回はLooker Marketplaceからインストール可能なCustom Visualizationをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
Looker Marketplaceからインストールするだけで簡単にカスタマイズされたビジュアリゼーションが使用できるのはとても便利ですね!本投稿でご紹介しきれなかったCustom Visualizationについても別のブログでご紹介していきたいと思いますので乞うご期待ください^^

Google Cloud Next’24 Las Vegasで発表された内容まとめについてはこちら↓
[Google Cloud Next ’24 Las Vegas] Looker GenAI関連 新機能 
[Google Cloud Next ’24 Las Vegas] Looker 新機能 Conversational Analytics

Custom VisualizationをJavaScriptで作成してみたブログはこちら↓
LookerのCustom Visualizationを試す


 

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