「NTT R&Dフォーラム2017」参加レポート
投稿者:ソリューション担当
NTTグループが毎年開催している研究開発の取り組みを発表するイベント「NTT R&Dフォーラム2017」に参加しました。
今年は以下の5つの展示テーマがありましたので、いくつかご紹介いたします。
1.みえてきた2020とその先の社会
今回の展示会場でも活用されていましたが、参加者がインストールしているスマホアプリにより各会場の混雑状況を把握し、アプリ上と会場の通路等に混雑状況を表示していました。
2.新しい価値創造を加速するcorevo
NTTグループのAI関連技術である「corevo(コレボ)」。コンタクトセンタでのオペレータへの支援、運転中のドライバへリコメンドや危険回避のアドバイスなど、様々な展示がありました。
3.次代のビジネスを支えるIoT&セキュリティ
人の体の状態や、各種社会インフラの点検などで活躍が期待できるIoTと、それを安全・安心に利用するためのセキュリティ技術の展示がありました。工場などの騒音化でも機器の正常動作音を抽出し、それから逸脱した音について検知することで、機器の異常を知らせるデモや、IoTのボットネット化を防ぐためのアクセス制御技術のデモなどがありました。
4.2020とその先を支えるネットワーク
2020年以降に飛躍的に高速、高容量な性能を実現予定の次世代移動通信システム「5G」をはじめとして、ネットワークの効率化、各種サービスとのネットワークの融合など、様々な展示がありました。
今までネットワーク事業者側でしか計測、設定ができなかったペアレンタルサービスや、帯域制御などの機能をサービス事業者側で制御できるようなAPIの紹介や、スタジアムなどの混雑した場所でも無線LANを快適に利用できる技術などの紹介がありました。
5.未来を切り拓く基礎研究
物理性能の極限追究・新原理の創出と地球環境・人にやさしい技術の研究開発により、社会に変革をもたらすことを目指す基礎研究の紹介がありました。
各展示会場ともに大変盛況で、社会インフラを下支えする重要な技術から、個人的に興味ひかれる体験デモなどがたくさんあり、1日で回るには時間が足りませんでした。
(おまけ:NTT技術史料館)
NTT R&Dフォーラムが開催されたNTT武蔵野研究開発センタには、「NTT技術史料館」というNTTグループの電気通信技術の歴史的遺産が展示された建物が併設されています。
普段は公開されていないのですが、フォーラム開催期間中は特別公開されていましたので、少しご紹介いたします。
昔の公衆電話から、今テレビで話題の”ショルダーフォン”、一昔前のポケベル、PHS、ガラケーまで、あらゆる製品が展示されています。
その他、現地で研究開発して誕生した交換機など、様々な機器が展示されています。
特別公開される際には、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
弊社もNTTグループの一員として、今後も最新技術を使ったソリューションサービスで、お客様の安全安心な業務最適化の一助となるべく努力してまいります。