今回は、SoftLayerで提供しているメール配信サービスについて紹介をしたいと思います。
以前にもこのサイトで購入の仕方を簡単に記載していますので重複する箇所が有るかもしれませんが合わせて参照してみてください。
SendGridとは
SendGridとはクラウドベースのメール配信サービスです。特徴的なのは、SMTPプロトコルだけでなくAPIを利用してメールを送信することが可能になります。
- SMTPやAPIでメールが送れます。
- 大量のメールを配信する
- 配信したメールを分析したい
- 低コスト
という特徴があるサービスとなります。
トランザクションメール*はもちろん、
マーケティングメール**やその他メールを簡単に送ることが可能です。
*トランザクションメール:ユーザ登録通知、アラート、支払い確認、
パスワードリマインダなど、何らかのイベントがトリガーとなり送信されるEメール
**マーケティングメール:メールマガジン、ニュースレターのような大量配信タイプのEメール
参考文献:概要 | SendGrid
簡単な使い道
SoftLayer上でシステムを構築した際に単純にメールで通知がしたい等のシチュエーションが発生することがあります。その際に個別にメールサーバを構築したりオンプレミス側の社内メールサーバにメールを配信する必要はありません。SendGridを購入すると、SMTPサーバとしてメールを送信することが可能です。
またアプリケーションから直接APIをコールして(各種言語用のライブラリも用意されています)メールを通知することが出来ます。
FREEプランがありますので非常に便利に使ってもらえるサービスです。
SoftLayer上のSendgirdサービス
SoftLayerでは、メール配信サービス(Email Delivery Service)として提供されています。この機能が「SendGrid」となります。
費用
SendGridから購入する場合とちがいSoftLayerから提供されるのは以下のプランとなります。
どのようなオプションが有るかは以下のサイトにプラン別のオプションが記載されています。
すでにSendGridを利用されている場合にはプランが違うと思いますのでご注意下さい。Sengdridは一般的に、Bronze、Silverと言ったサービス・プランの名称が利用されています。
* Transactional Email Plans & Pricing | SendGrid
SoftLayerでは、無償で25000通/月まで利用可能です。
ただしこれは1アカウントのみで複数のアカウントを持ちたい場合には「FREE」プランは利用できませんのでご注意下さい。
参考リンク
日本のSendgridの代理店である構造化研究所様のサイトには技術情報含めてSendGridの様々な情報が掲載されていますのでSendgridを利用する際には是非参考にしていただきたいです。
弊社の記事
購入
購入は通常通り管理ポータルから行うことが出来ます。
- 管理ポータルの「Service」から「Email Delivery Service」を選択肢ます。
- 右上の「Order Email Delivery Service」を選択します。
- 適切な購入プランを選択します。
利用
利用については、SendGrid社の管理ポータルが直接利用可能です。
- 管理ポータルのActionsメニューから「Accesse Vender Portal」を選択すると直接操作することが可能です。
-
Sendgridの管理ポータルは下の図のようになっています。
何が出来るのか
- smtp.sendgrid.net からメールを送信する
- APIでメールを送る
- WebコンソールからHTMLメールを送る
- Parse Webhookの機能で受信したメール指定したアプリケーションにPOSTする
一般的には、SMTPとして利用されるときにが多いかと思いますがSendgridの管理コンソール上からメルマガでよく見るようなきれいなHTMLメールを作る事が出来きます。次のサンプルは実際に我々の部門で新年会を開催した際のメールです。これはSendGridに備わっているEmailエディタで作成したものになります。
まとめ
FREEプランが非常にお得で 25000通/月まで利用可能です。システム系のメールの送信が必要な場合はぜひ利用してみて下さい。注意点としてはSoftLayerのプライベート側にはIPを持っておりませんので必ずインターネットへの経路が必要となります。
月額数千円でメールサーバを運用しなくて良いと考えると非常にコストパフォーマンスの良いサービスであると感じでいます。