【デネクトの和】#7 あなたの隣に”AIアシスタント”を。AIエージェントが多忙なあなたを解放する日
投稿者:danect⁺コラム


「日々の業務に追われて、本来やるべき重要タスクに集中できない…」
「業務効率化を進めたいけど、どこから手をつけていいか分からない…」
「具体的な改善策を検討する時間すら、ない…」
もし、あなたがこのような悩みを抱えているなら、この記事はきっとお役に立てるはずです。
今、ビジネスの世界で大きな注目を集めている「AIエージェント」。それはまるで、あなたの隣で働く優秀なアシスタントのように、自律的にタスクをこなし、あなたのビジネスを加速させてくれる存在です。
本記事では、AIエージェントの最新動向から、具体的な活用事例までを分かりやすく解説します。この記事を読み終える頃には、あなたの会社の業務が劇的に変わる未来を、具体的にイメージできるようになるでしょう。
そもそもAIエージェントとは?- RPAや従来のAIとの違い
「AIエージェント」と聞いても、ピンとこないかもしれません。一言でいうと、「自ら考えて行動する、賢いアシスタント」です。
これまで業務自動化の代表格だったRPA(Robotic Process Automation)は、決められたルール通りの定型作業を繰り返すのが得意でした。しかし、予期せぬエラーや手順の変更が起きると、止まってしまうのが弱点です。
一方、AIエージェントは、与えられた目的(例:「今月の売上データをまとめて、報告書を作成して」)を達成するために、自らタスクを分解し、状況を判断し、最適な手段を選んで実行します。途中で問題が発生しても、解決策を探して自律的に作業を続けてくれるのです。
まさに、指示待ちではなく、自ら考えて動く”アシスタント”と言えるでしょう。2025年は「AIエージェント元年」とも言われ、市場規模は前年比で2倍以上に急拡大すると予測されており、多くの企業が導入を始めています。
【部門別】AIエージェントの活用事例
では、実際にAIエージェントはどのように業務を変えてくれるのでしょうか。具体的な活用事例を部門別にご紹介します。
営業部門:”売上を伸ばす”活動に集中できる環境を創出
営業担当者は、顧客との商談だけでなく、報告書の作成、移動時間の確保、議事録の作成など、多くの付帯業務を抱えています。
- 活用例:商談後の報告プロセスを完全自動化
- 課題:
毎回の商談後に日報やCRMへの入力作業が発生し、コア業務である顧客との対話時間を圧迫していた。 - AIエージェント活用:
- 商談の録音データをAIエージェントが自動でテキスト化し、要約を作成
- 要約から重要なポイント(決定事項、次回アクション、BANT情報など)を抽出し、CRMの所定の項目へ自動入力
- 上長への報告メール文面を自動で作成し、下書き保存
- 成果:
報告書作成にかかる時間を約80%削減。営業担当者は次の商談準備や顧客フォローといった、本来注力すべき活動に時間を使えるようになりました。
- 課題:
マーケティング部門:データに基づいた迅速な意思決定を支援
市場調査、競合分析、SNSの反響チェックなど、マーケティング部門が扱うデータは膨大です。
- 活用例:競合他社の動向を24時間体制でモニタリング
- 課題:
競合の新製品リリースやキャンペーン情報を人力で収集しており、情報収集に時間がかかり、対応が後手に回ることがあった。 - AIエージェント活用:
- 指定した競合他社のウェブサイトやSNS、ニュースリリースを常時監視
- 新たな情報が公開されたら即座に内容を分析・要約
- 担当者のチャットツールにアラートと要約を自動で通知
- 成果:
リアルタイムでの情報収集が可能になり、迅速なマーケティング戦略の立案・修正が実現。市場の変化に素早く対応できるようになりました。
- 課題:
人事・総務部門:煩雑なバックオフィス業務から解放
従業員からの問い合わせ対応、書類作成、日程調整など、人事・総務部門の業務は多岐にわたります。
- 活用例:社内問い合わせ対応の一次窓口を自動化
- 課題:
福利厚生や経費精算の方法など、日々寄せられる定型的な問い合わせ対応に多くの時間を割かれていた。 - AIエージェント活用:
- 社内規定やFAQを学習したAIエージェントが、チャットボットとして従業員からの質問に24時間365日対応
- AIエージェントで回答できない複雑な質問のみ、担当者へエスカレーション
- 成果:
問い合わせ対応業務の工数を大幅に削減。担当者は採用戦略の立案や制度設計など、より専門性が求められる業務に集中できるようになりました。
- 課題:
「何から始めればいいか分からない」を解決するために
ここまで読んで、「うちの会社でも何かできそうだ」と感じていただけたのではないでしょうか。
しかし、同時に「効率化したい業務が多すぎて、どこから手をつければいいのか…」という新たな悩みが出てくるかもしれません。
ご安心ください。それは多くの企業様が最初に直面する課題です。
重要なのは、いきなり全社的な導入を目指すのではなく、まずは特定の部署の特定の業務からスモールスタートしてみることです。
弊社は、これまで多くのお客様の業務課題をITの力で解決してまいりました。AIエージェントの導入においても、貴社の状況を丁寧にヒアリングさせていただき、最も効果が見込める業務の特定から、具体的な導入、そして活用・定着までをワンストップでご支援いたします。
「まずは、自社のどの業務にAIエージェントが活用できるか知りたい」
「具体的な製品や導入コストについて、情報収集から始めたい」
どのような初期段階のご相談でも構いません。多忙なあなたに代わって、私たちが課題整理のお手伝いをいたします。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
AI Agent Summit ’25 Fall 出展のお知らせ(10/30,31開催)

Google Cloud 主催の「AI エージェント」をメインテーマとしたイベントです。ハイブリッド(ベルサール渋谷ガーデン / オンライン配信)で今年は初の2日間開催となります。
NI+Cは協賛スポンサーとして出展・講演を行います。
【NI+C講演内容】 10 月 30 日(木)14:20~14:50
Gemini × データで実現 市民の健康生活を支えるスマエジちゃんの取り組み
生成AIが当たり前に傍にいる。一緒だから頑張れる。
山口県山陽小野田市では「スマイルエイジング」を掲げ、健康寿命の延伸を目指しています。ここで重要なのが自発的に取り組める仕組み。私達は、様々なデータと市や私達の知見を組み合わせ、生成AIを活用した利用者一人一人の実態に合わせた応援やアドバイスを行う仕組みを提供し、本取り組みを支援しています。
本セッションでは、その仕組みと活用についてお伝えします。
お客様のデータ利活用やAI導入をご支援します
豊富な導入実績をもとに、貴社に最適なシステムデザインから運用までを一貫してサポートいたします。
ご関心・ご興味がございましたら是非お気軽にお問い合わせください。