DevOps推進協議会 第2回事例分科会 開催レポート
■はじめに
		DevOpsとは、開発(Development)と運用(Operation)が合成されて出来た用語で、開発担当者と運用担当者が連携して協力する開発手法のことです。
		従来型のようにがっちり要件定義を固めてから開発をスタートさせるのではなく、小規模な開発とリリースを繰り返すようにすることでスピードアップが図られ、
		顧客の要望・目的に素早く応えられると言われています。
		■DevOps推進協議会とは
		激変するビジネスに俊敏に対応・継続できるグローバルなITサービスモデルと技法の普及を目的に、
		2016年7月26日、アクセンチュア、伊藤忠テクノソリューションズ、日本アイ・ビー・エム、日本情報通信、日本電気、ユーオス・グループの参画のもとに発足されました。
		現在は運営委員会を中心に4つの分科会が存在しています。

		■11/28 第二回目の事例研究分科会
		13社(*) 11名の方が参加する中、キヤノンITソリューションズ様による事例発表が行われました。

発表後には、参加者より様々な意見が出ました。
		・従来型では、システムの準備、関係者のさまざまな意見を「要件定義」としてまとめるまでに、半年~それ以上かかってしまう。
		・クラウドサービスの普及は、DevOpsを推進していく上で大きな要因の一つと言える。
		・複数の意見を聞く事で色々な意見が出てしまい、概要を絞り込めないこともしばしば。
		・1人ないしは2人といった限定したオーナーを決めることで、早く着手ができる。もし間違っていれば修正をすればよい。
	
		・ユーザーからは、「投資対効果を説明してください」と言われるが、それを説明する資料準備にも時間を取られるのはもったいない。
		・DevOpsのメリットはやはりスピード。ドキュメントの品質が落ちるといった犠牲が出るのは、ある意味仕方のない事。
		・限られた予算と期間の中で全てのリクエストを満たすことはできないので、優先順位を決めて取組んでいくのがあるべき姿だと思う。
		DevOpsの定義や評価基準などが整理される中、DevOps先進企業には知見がたまりつつあるのを感じました。
		NI+Cの中でもAgile的な開発を始めている部署もありますので、DevOps事例研究分科会で得た知識を元に実践し、事例研究分科会でF/Bをしていきたいと考えています。

↑ NI+Cニチレイビルエントランスにて
		*参加企業: アクセンチュア、アソート、エイ・フォース、キヤノンITソリューションズ、ジュピターテレコム、情報技術開発、スタンシステム、田中電機工業、ティーネットジャパン、日本ユニシス、日本情報通信(*敬称略)
		



