【セミナーレポート】 DevOps推進協議会およびDASA合同セミナー
2017年11月14日にDevOps推進協議会主催の「DevOps推進協議会およびDASA合同セミナー」が開催されました。
DevOps推進協議会は、「激変するビジネスに俊敏に対応・継続できるグローバルなITサービスモデルと技法の普及」を目的に
2016年夏に設立された団体で、NI+Cも設立当初から参画しています。以下の目標を据えて活動しており、今回のセミナーでは各分科会の活動紹介をすると共に、グローバルでDevOpsの普及をしているDASAからスピーカーを招いてご講演いただきました。
■事業価値向上のためのDevOps [DevOps推進協議会・モデル・技法分科会]
前半では、まずDevOps推進協議会 モデル・技法分科会の方々が「事業価値向上のためのDevOps」と題して、DevOpsの狙いと価値についてやモデル・技法分科会の活動成果を紹介されました。
DevOpsの目的はビジネスの成功確率を高めること。DevOpsを適用することで、利用者へサービスの提供とそのフィードバックに基づく学びと対応を適切なバランスの品質を維持した上でスピードを持って実現できるようになります。これにより、ビジネス成功の確率が高まり、DevOpsは企業へ価値をもたらすのです。日本国内の企業は「守りのIT」から「攻めのIT」へ移行する必要があることを経済産業省の提言も交えて説かれました。
さらに、分科会での取り組みや経験談もお話くだいました。DevOpsでの取り組み結果を失敗と取るか、価値ある実験による学びと取るか、意識の変革をする必要があるというまとめが印象的でした。
■DevOps実証実験の結果と考察のご紹介 [DevOps推進協議会・検証分科会]
DevOps推進協議会検証分科会における実証実験の実践を通して得られた知見や課題、そして今後の取り組みについてご紹介くださいました。今後は得られた実証結果を踏まえ業務範囲を拡げさらに手法およびアイデアの適用検証を進められる予定です。
また、Ops側からも適用手法の検証を進め最終的にはDevOps運用プラクティスガイド作成を目指されています。
■グローバルにおけるDevOps の動向とDevOps を適用・適応するための人材
[DevOps Agile Skills Association (Ms. Deborah Burton)]
「DevOps Driving IT Transformational Change」と題して、DASA(DevOps Agile Skills Association)代表のDeborah Burton女史が、DASAについてとDASAが考えるプログラムが人材育成でどのように活用されているのかをご紹介くださいました。DevOpsを適用することにより、事業に価値がもたらされることについても、グローバルにおけるDevOps の動向を交えてお話くださいました。
【当日のアジェンダ】
1:イントロダクション -今回のセミナーの流れご説明
[DevOps推進協議会・事務局]
2:事業価値向上のためのDevOps
[DevOps推進協議会・モデル・技法分科会]
3:DevOps実証実験の結果と考察のご紹介
[DevOps推進協議会・検証分科会]
4:グローバルにおけるDevOps の動向とDevOps を適用・適応するための人材
[DevOps Agile Skills Association (Deborah Burton)]
5:DevOps のトレーニングと資格紹介
[協賛企業]
6:クロージング
【関連・参考サイト】
■DevOps推進協議会設立について(2016年8月1日付ニュースリリース)
http://www-03.ibm.com/press/jp/ja/pressrelease/50277.wss
■NI+Cで開催した事例分科会の様子(2016年11月28日開催)
http://www.niandc.co.jp/sol/news/date20161128_451.php
■DevOps Forum 2017(2017年2月28日開催)
http://www.niandc.co.jp/sol/news/date20170322_615.php