Treasure Data CDP<第10弾>【Journey Orchestration】ジャーニーを作成してみよう!
投稿者:D&A Homma
NI+C マーケソリューションチームです:)
本Tech Blogでは、NI+Cで取り扱っているTreasure Data CDPを紹介していきます。
本日はTreasure Data CDPのジャーニーオーケストレーションの機能を使った
ジャーニーの作成方法をご紹介いたします。
「ジャーニーオーケストレーション」機能の紹介についてはこちらの記事をCHECK!
▶ Treasure Data CDP<第8弾>新機能 ジャーニーオーケストレーション ご紹介
さっそくジャーニーを作成していきます。
ジャーニーを作成する前提として、
ペアレントセグメント(マスターセグメント)を作成しておく必要があります。(画像1)
ペアレントセグメントに設定したデータからジャーニーは作成します。
また、ペアレントセグメントの更新のタイミングでジャーニーの更新が行われるため
ペアレントセグメントはスケジュール設定しておきます。
「ペアレントセグメント(マスターセグメント)」についてはこちらをCHECK!
▶ Treasure Data CDP <第1弾>Audience Studio の機能でセグメント作成してみた!!
では事前の準備が整ったので、早速ジャーニーを作成していきます!
作成方法は以下の順です。
1:オーディエンススタジオでジャーニーを作成したいペアレントセグメントを選択
1:オーディエンススタジオを開き、ジャーニーを作成したいペアレントセグメントを選びます。
選んだら右上の『+新規作成』をクリックします。
作成するジャーニー名、各種ステージ名、順番を定義します。(画像2)
定義できたら右下の『作成』をクリックして作成します。
『作成』をクリックすると、画像と同じ画面が開きます。(画像3)
ここからジャーニーを作成し始めることができます。
※ジャーニー、各種ステージ名、ステージの順番は作成中に編集することも可能です。
右上にある鉛筆マークをクリックすると編集の画面が出るので編集します。(画像4)
2:各ステージにエントリーするための基準を定義します。
『クリックするとエントリー条件を定義します』をクリックすると、セグメントエディタが開きます。(画像5)
セグメントの作成と同様に、右側からドラッグ&ドロップで条件を定義します。
2つ目以降のステージのエントリー基準は、そのステージの1つ前のマイルストーンになります。
作成する際は1つ前のステージの『マイルストーンの設定』から、もしくは
対象ステージの『クリックするとエントリー条件を定義します』にカーソルを当てると上に出てくる
『マイルストーン ステージ●』をクリックして作成します。(画像6)
各エントリーの基準を全てのステージに設定します。(画像7)
3:ジャーニーの最終的なゴールを設定します。
基本的にジャーニーのコンバージョンとなるものを設定します。プロファイルはジャーニー内のどのステージにいても、次の更新でゴール基準を満たしていれば即座にゴールに達することになります。
ゴールの設定は、右上にある『ゴールの設定』をクリックします。(画像8)
セグメントエディタが開くので、今までと同様にゴールの条件を設定します。
また、このゴールの基準を満たしたプロファイルは、現在のジャーニーから退出するか、もしくは別のジャーニーのステージに飛ばすこともできます。
別のジャーニーに飛ばす場合は『目的地の選択』を選び
飛ばしたい先のジャーニーのステージをプルダウンか選択します。
ゴール設定は任意の設定になります。設定していない状態でもジャーニーは起動することができます。
4:各ステージの終了基準を定義します。
各ステージの終了基準(ジャーニーからドロップアウトさせるための基準)を定義します。
『終了条件の追加』をクリックして終了基準を追加します。(画像9)
古くなったプロファイル、もしくはカスタムで基準を設定します。また、どちらの基準も含まれる設定をすることがすることができます。
終了基準は複数定義することも可能です。
ステージのパス上の全てのプロファイルに対して、基準を満たすかどうかを毎回判定し、満たす場合は即座にドロップアウトします。
5:各ステージに各種ステップを設置します。
左側にある各種ステップをドラッグ&ドロップで設置していきます。
【アクティベーション】
・アクティベーション
アクティベーションを実行するステップです。
スケジュールはデイリーになり、実行時間を変更することが可能
アクティベーション実行とジャーニーの更新は独立しているのに注意が必要です。
【パス】
・分岐点
パスを分岐させるためのステップです。
任意の数の分岐を作成することができ、それぞれの分岐へ進むための条件をセグメントエディタで設定することができます。
・合流
分岐したパスをマージさせるためのステップです。
※分岐したパスは必ずしもマージする必要はなく、そのまま分岐したパスに終了ステップを設置できます。
・待機ステップ
パスの中でプロファイルが次のステップに進む前に特定の日数待機するためのステップです。
基本的にはアクティベーションステップに挟まれることになり、連続して複数のアクティベーションを実行するのではなく、時間差で実行するために使います。
【Ends】
・ジャンプ
同じジャーニーの異なるステージ / または異なるジャーニーのあるステージにプロファイルを送り出すステップです。
ジャンプ先のジャーニーに既にプロファイルが存在している場合、重複に存在することはせず、下方にいるステージの状態を優先することになります。必ずしもジャンプ先のステージにエントリーするとは限りません。
・終了
パスの最後に設定するのが終了ステップです。
終了ステップの後ろにはステップを設定することができません。ステージを移動しないプロファイルは終了ステップに留まり続けることになります。
終了ステップを設定してもしなくても、見た目の挙動は変わりませんが、終了ステップを設置する方がデバッグがしやすくなるので設定することをオススメします。終了基準とは直接関係ありません。
各パスを設置できたら完了です。(画像10)
6:パスの設置を終えたら、「起動」または「下書き保存」する。
設定が完了すると、ジャーニーを起動することができます。
以上がジャーニーの作成方法になります!
ドラッグ&ドロップで簡単に作成することができます:)
Treasure Data CDPが持つ多種多様なコネクターと連携させることができるので、いままで出来なかったシナリオも作成できるのではないでしょうか?
ぜひ参考に作成してみてください!
ご興味を持たれた方はぜひ「こちら」からお問い合わせください
その他、Treasure Data CDP についての記事はこちら↓
セグメント作成について↓↓
Treasure Data CDP <第1弾>Audience Studio の機能でセグメント作成してみた!!
Activationについて↓↓
Treasure Data CDP <第2弾>Audience Studio の機能 Activation を使ってみた!
Predictive Scoring について↓↓
Treasure Data CDP <第3弾>Predictive Scoring のご紹介
データのインポートについて↓↓
Treasure Data CDP <第4弾>Treasure Data にデータをインポートしてみた
SQLを使ったデータの抽出方法について↓↓
Treasure Data CDP<第5弾>SQL を使ってデータ抽出してみた!
Treasure Workflowについて(前編)↓↓
Treasure Data CDP<第6弾>Treasure Workflow とは(前編)
Treasure Workflowについて(後編)↓↓
Treasure Data CDP<第7弾>Treasure Workflow とは(後編)
オーディエンススタジオ ジャーニーオーケストレーションについて↓↓
Treasure Data CDP<第8弾>新機能 ジャーニーオーケストレーション ご紹介
Server Side 1st Party Cookieについて↓↓
Treasure Data CDP<第9弾>Server Side 1st Party Cookieのご紹介