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Looker Data Dictionaryについて

投稿者:藤原

目次

  1. はじめに
  2. Looker Data Dictionaryとは
  3. 導入方法
    • a.導入するにあたって
    • b.インストール手順
  4. 使用方法
    • a.画面構成
    • b.実際に使ってみる
  5. まとめ

こんにちは!日本情報通信の藤原です。
2月も気づけば終わり、Lookerチームに配属されてから約4か月が経ちました。
学ぶことがたくさんあり充実した日々を過ごしています。

今回はタイトルにもある通りLooker Data Dictionaryについてのご紹介です。

2.Looker Data Dictionaryとは

Lookerで利用可能なすべてのデータ項目(フィールド、ディメンション、メジャー)を検索、理解するためのLookerプラットフォーム上のデータディクショナリです。主な機能は以下の通りです。

  • フィールド検索: フィールド名、説明、データ型、関連するビューなどをキーワードで検索できます。
  • ディメンジョン・メジャー検索: ビジネスユーザーが分析に適したディメンジョンやメジャーを見つけられるように、カテゴリーや関連性に基づいて検索できます。
  • メトリクス識別: 外部関係者が、自社のビジネスに固有のメトリクスを簡単に識別・発見できるように、タグや説明に基づいて検索できます。

詳しい説明は公式ドキュメントでも紹介されておりますので別途ご参照ください。

3.導入方法

a.導入するにあたって

データディクショナリ拡張機能はMarketplaceから導入が可能です。管理者メニュー>プラットフォームから以下の機能・設定を有効にすることで利用できます。

  • Extension Framework
    • 有効になっている場合、デベロッパーはLooker上でアプリケーションをビルド・実行したり、Looker Marketplaceから拡張機能をインストール・実行できます。デフォルトは有効で、無効にするとインストール済みの拡張機能が非表示になり利用できなくなります。
  • Marketplace
    • 有効になっている場合、Marketplace を利用できます。デフォルトは有効で、無効にするとMarketplaceへのアクセスができなくなり、アプリケーションのインストールや管理ができなくなります。

b.インストール手順

  • 「Marketplace」のマークから検出を選択します(①)。
  • 検索欄にインストールをしたいソリューション名(今回は「Data Dictionary」)を記入し、検索結果が表示されたページにある[インストール]をクリックします(②)。
  • ライセンス契約の承認や接続したいコネクション名を指定してインストールが完了になります。

4.使用方法

実際にデータディクショナリ機能でどんなことができるのか見ていきましょう!

インストール完了後のアクセス方法:ホーム画面>アプリケーション>Looker Data Dictionary

a.画面構成

ホーム画面

①プロジェクト名
②Explore名
③Explore のフィールドをフィルタリングするテキストフィールド
④選択した特性に基づいて表示フィールドを絞り込むクイックフィルタ
(DimensionまたはMeasure、データの型など選択が可能です)
⑤View名
⑥Viewに定義している各フィールドの情報
(フィールド名を選択すると画面右側にLookMLで定義した情報がポップアップで表示されます)
⑦選択中のExploreに移動
⑧表示要素の表示・非表示(デフォルトではcategory,Tagsは非表示)

以上が画面構成になっています。

b.実際に使ってみる

①検索バーにキーワードを入力することで、関連するデータ項目名を絞り込むことができます。

②DimensionかMeasureの選択、データのタイプによる絞り込みも可能です。

③項目を選択することで、ポップアップが表示されます。

④Distribution、Valuesではフィールドの値の分布を視覚的に表示することができ、[Calculate]を押すことで結果が表示されます。

  • Distribution
    • 数値ディメンションの各値が何回出現したかを示す棒グラフが表示されます。
    • 最小値、最大値、平均値が表示されます。
      • 今回はBurger Menuの金額が表示されています。
  • Values
    • 数値ディメンションの合計値が表示されます。
      • 今回はBurger Menuにある各商品の合計注文数が表示されています。

このように、売上高の分布や顧客の年齢分布を視覚化することで、売上高の集中度や異常値、顧客層を把握できます。

5.まとめ

今回、Looker Data Dictionaryを導入から使用までを行いました。データディクショナリ機能を活用することで、Explore単位で使用されているデータ項目を理解しやすくなり、データ分析やデータ管理を効率的に行うことができます。初心者の私自身でも簡単に導入や使用ができるのでぜひ試してください!

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