IBM SPSS CaDS(IBM SPSS Collaboration and Deployment Services)の概要をご紹介
投稿者:森山
IBM SPSS ModelerとIBM SPSS CaDS
IBM SPSS Modeler製品 は、企業の分析業務高度化にあわせたご要望に応えるロードマップを準備しています。
主にデータ加工や予測モデル等の分析処理作成はIBM SPSS Modeler Clientで実現し、処理高速化はIBM SPSS Modeler Serverで実現可能です。
更に分析処理の自動化やリアルタイム処理等の業務展開を検討されているお客様にとって、IBM SPSS CaDS(Collaboration and Deployment Services) は重要な製品となります。
※CaDS = 「キャズ」と読みます。
IBM SPSS CaDSの主な機能
IBM SPSS CaDS は分析資産を一元管理し、分析処理の自動化やリアルタイム実行等の柔軟な運用を可能とする機能を提供しています。
ここではその代表的な機能をご紹介します。
・管理機能
- レポジトリによる分析資産の一元管理
- 分析資産の検索やバージョン管理
- 資産のアクセス制御や監査ログの取得
・ジョブのスケジュール(自動化)管理機能
- データ抽出→加工→分析→スコアリング等の一連の分析処理の流れを自動化
- 処理実行結果のメール通知
- 利用している予測等の分析モデル更新・評価を自動的に実行
・リアルタイム・スコアリング機能
- 業務アプリケーションからオンデマンドに分析処理や予測等の分析モデルを呼び出し
また、記載の内容以外にもIBM SPSS CaDSのDeployment Portal機能によるブラウザベースでの非定型抽出など様々な機能を提供しています。
IBM SPSS CaDSの主な構成
IBM SPSS CaDSは、主に以下で構成されています。
1.SPSS CaDS Deployment Manager : IBM SPSS CaDSで作成するジョブや分析資産管理用の画面を提供
2.SPSS Modeler Client : 分析処理などを作成するワークベンチ
3.Deployment Portal : 業務ユーザーが分析処理等をブラウザから実行可能なWeb画面を提供
本ブログでは、IBM SPSS CaDSの概要をご紹介しましたが、各機能の紹介は別途ブログ公開予定ですので、
是非とも参照ください。