噂の国産SSE「Z-FILTER」触ってみた!
投稿者:セキュリティ&ネットワーク事業本部 セキュリティ担当 井上
はじめに
こんにちは!1年目社員の井上です。
初投稿になりますが、よろしくお願いいたします。
Webセキュリティソフト「i-FILTER」を手掛けるデジタルアーツ株式会社が、2025年11月4日にゼロトラストセキュリティを実現するソリューション「Z-FILTER」をリリースするので早速β版を触ってみました。今回は管理画面のUIなどを簡単にご紹介します。
※本ブログで紹介している管理画面UIや機能は2025年10月時点で弊社が利用するβ版のものであり、正式版とは異なる場合がございます。
目次
3.おわりに
1.Z-FILTERとは
Z-FILTERのご紹介の前に、土台となるWebセキュリティ製品「i-FILTER」について、簡単にご説明します。
i-FILTERは、Webアクセスを一元管理する国産のWebセキュリティ(SWG)で、独自DBに基づくホワイト運用により安全と判定したサイトのみを許可し、フィッシングやマルウェア、不要サイトを遮断、詳細ログで可視化する製品です。
Z-FILTERは、i-FILTERの強みを核に据え、ID管理を主要機能として統合することで、WebセキュリティからID管理までを一社で完結させる次世代のゼロトラストセキュリティ基盤です。
それでは、Z-FILTERの詳細な説明に入っていきましょう。

Z-FILTERとは、デジタルアーツ株式会社独自の「ホワイト運用®」を軸としたゼロトラストセキュリティです。SWG/CASB/クラウドファイアウォール等でクラウド・リモート通信を保護するSSEに、デジタルアーツ株式会社のIDaaS「StartIn」を組み込み、ID管理から通信制御までを一社完結で連携します。これにより、SSEとIDaaSのマルチベンダー運用で生じがちな初期設定の煩雑さや連携不具合、原因切り分けの複雑さ、契約分散を解消し、導入スピードと運用効率を向上することができます。一方、既存の他社IDaaSとも柔軟に連携でき、現行環境を活かした段階的な導入も可能です。
国内の導入実績No.1を誇るWebセキュリティソリューション「i-FILTER」が標準搭載されているため、既存の「i-FILTER」ユーザの方はよりスムーズな導入が可能となっています。加えて、国産のソリューションであるため、サポート体制が充実している点も嬉しいですね。
2.管理画面UI見てみた
では実際に、Z-FILTERの管理画面を見ていきましょう。
①Web利用状況
まずはホーム画面です。こちらから各種機能へアクセスすることができます。

表示しているWeb利用状況タブでは、Webからのダウンロード状況やクラウドサービスの利用状況、またブロックされたアクセスをカテゴリごとに表示することができます。1時間ごとの情報を表示しているので、異常があれば一目で把握することができます。
i-FILTER@cloudと同一のUI、UXとなっており、既にi-FILTER@cloudを利用されている方にとっては馴染み深いものになっています。既存ユーザの方でなくても、シンプルでわかりやすく、直感的な操作が可能ですね。
②Anti-Virus & Sandbox
次に、基本設定>Web設定と選択し、Web利用の設定画面を開きます。

こちらで、フィルタやポリシーといった、Web利用における条件を設定することができます。
今回はこの中でも一例として、オプション設定にある「Anti-Virus & Sandbox」を見ていきましょう。

ここでは、Anti-Virus と Sandboxの設定などを行うことができます。ダウンロード・アップロードしようとしたファイルの安全性を「Anti-Virus & Sandbox」で判定し、安全なファイルのみダウンロード・アップロードすることができます。他にも、ホスト名やホストIPアドレスによる除外設定を行うことができ、環境に合ったWeb利用設定ができそうですね。
③StartIn(IDaaS)利用状況
次に、StartInの管理画面を見ていきます。ホーム画面から、「StartIn利用状況」タブを選択します。

こちらで、アカウント利用の状況や各種認証の状況を閲覧することができます。こちらも1時間ごとの情報表示となっており、一目で情報を入手することができますね。
また、一定期間以上ログインのなかったユーザの一覧なども表示することができるため、退職者や放置アカウントを早期に無効化するなどして、攻撃の踏み台を減らすことにも利用できそうです。
④i-FILTER
最後に、標準搭載の「i-FILTER」画面を紹介します。ホーム画面から、詳細設定>i-FILTERと選択します。

選択すると、「Z-FILTER」を開いているブラウザの別タブで「i-FILTER」の管理画面を開くことができます。

こちらは、従来の「i-FILTER」と同一のUI、UXとなっているため、既に「i-FILTER」を導入されている方にとっては、見慣れた利用しやすい画面になっているのではないでしょうか。
簡単ではありますが、以上が「Z-FLITER」管理画面のご紹介となります。
3. おわりに
今回は、11月4日正式リリース予定の「Z-FILTER」について簡単にご紹介しました。「i-FILTER」標準搭載で作られていることから、「i-FILTER」ユーザにとっては親和性が高いかもしれませんね。正式リリースが待ち遠しく感じます。
正式版リリース後は、より詳細な製品情報をお届けしていきます。
新しい「Z-FILTER」の機能やその活用方法をさらに詳しく知りたい方、また実際の操作感を確認できるデモをご希望の方は、ぜひ私たちにお気軽にお問い合わせください。
ここまで読んでいただきありがとうございました!



