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【オンサイトセミナー開催レポート】触って学ぶ!Gemini in Lookerで加速するデータ分析体験

投稿者:高巣

目次

  1. はじめに
  2. セミナー概要
  3. 【ハンズオン】触って学ぶ!Gemini in Lookerで加速するデータ分析体験
  4. Lookerのセマンティックレイヤーが良い理由
  5. さいごに

1.はじめに

こんにちは、高巣です。

2025年11月21日(金)、渋谷ストリームのGoogle Cloud様オフィスにて、弊社主催のGoogle Cloudの次世代BIツール活用をテーマにした「~Looker オンサイトセミナー2025 ~ 【ハンズオン】触って学ぶ!Gemini in Lookerで加速するデータ分析体験」を開催いたしました。

本セミナーは、近年急速に進化する「生成AI」をBIプラットフォームであるLookerに統合することで、データ分析業務がどのように変革されるかをテーマに企画しました。

本記事では、当日のハンズオンで参加者の皆様に体験いただいた「Gemini in Looker」による最新のダッシュボード分析の様子と、なぜ今「Looker」が生成AI時代に選ばれるのか、その核心である「セマンティックレイヤー」の重要性について、主催者の視点から詳しくレポートします。

もし皆様が、「社内のデータ活用が進まない」「生成AIを分析業務に取り入れたい」とお考えなら、この記事がその解決の糸口になるはずです。

2.セミナー概要

当日は、オンサイト(現地)開催ならではの熱気の中でセッションが行われました。

  • 日時:2025年11月21日(金) 16:00-17:30
  • 会場:渋谷ストリーム Google Cloud様 オフィス
  • 主催:日本情報通信株式会社(NI+C)
  • 登壇者:
    • 日本情報通信株式会社 データ&アナリティクス事業本部 杉山 聖乃
    • 日本情報通信株式会社 データ&アナリティクス事業本部 鈴木 彩夏
    • グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 Partner Engineer 中谷 祐輔 氏

会場には、データ活用に課題を感じているマーケティング担当者様や、DX推進担当者様など、多くの方にご来場いただきました。

3.【ハンズオン】触って学ぶ!Gemini in Lookerで加速するデータ分析体験

本セミナーのメインコンテンツであるハンズオンセッション。「いまどきのデータ可視化ツールとは?」と題し、実際のビジネスシナリオに沿ってGemini in Lookerを操作していただきました。

シナリオ:緊急報告ミッション!

参加者の皆様には「マーケティングマネージャー」になりきっていただきました。
「1時間後の会議で上司に2025年度の施策を報告しなければならない!でも自分は分析の専門家ではない…」という状況設定です。

ここで活躍するのが、Lookerに搭載された生成AI機能です。

体験いただいた主な機能

1.Conversational Analytics(会話型分析)

  • チャット形式で「先月の売上推移を商品カテゴリごとに教えて」と問いかけるだけで、AIが瞬時にグラフを描画してくれます。SQLを書く必要も、複雑な操作を覚える必要もありません。
  • 参加者からは「本当にGoogle検索をする感覚でデータが出せる」と驚きの声が上がりました。

2.Dashboard Summarization & Query Insights(ダッシュボード要約・クエリ分析)

  • 複雑なダッシュボードの内容をAIが要約し、「どの商品が伸びているか」「特異点はどこか」をテキストで解説してくれます。
  • 「グラフを見るのが苦手な人でも、これなら要点がわかる」という点が好評でした。

3.VertexAI Actions(アクション連携)

  • Google Cloud の機械学習プラットフォームである Vertex AI の機能(特に生成 AI などのモデル)をLookerから直接呼び出し、データの要約や高度なタスクをトリガー(実行)することが可能です。
  • 「分析して終わり」ではなく、高度なAI処理から次のビジネスアクション(報告・共有)へシームレスに繋げられるスピード感を体感いただきました。

ハンズオンを通じて、「ツールの操作」に時間を使うのではなく、「データから得られたインサイト(気づき)をどうビジネスに活かすか」に集中できる未来を感じていただけたのではないでしょうか。

4.Lookerのセマンティックレイヤーが良い理由

なぜ、Lookerの生成AI機能はこれほどスムーズかつ正確に回答できるのでしょうか?


本セッションでは、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 Partner Engineer 中谷 祐輔 氏より、その核心である「セマンティックレイヤー(LookML)」の重要性について解説いただきました。

生成AIを業務利用する際、最大の懸念点は「ハルシネーション(もっともらしい嘘をつくこと)」です。しかし、Lookerはこの問題を構造的に解決しています。

AI時代においてセマンティックレイヤーがもたらす価値

Lookerのセマンティックレイヤーは、AI時代において以下の3つの大きな価値をもたらします。

1.AIの精度向上を加速

重要なビジネスコンテキストを提供することで、LLM(大規模言語モデル)の精度を最大66%向上させることができます。

2.SQL生成の負担軽減

複雑なSQL生成をLooker側で処理するため、AIがゼロから推測する必要がなく、信頼性の高いクエリを保証します。

3.Single Source of Truth (SSOT) の確保

単一の信頼できる情報源を構築することで、AIが一貫性のない回答を出すことを防ぎます。

Lookerのセマンティックレイヤー(LookML)のアドバンテージ

さらに、LookMLによるアドバンテージは、AI活用だけでなくデータ分析基盤としても以下の3つを提供します。

1.データの齟齬を防ぐ

指標定義の中央管理により「人によって数字が違う」を防ぎ、高度なデータセキュリティとセルフサービス体験を両立します。

2.クエリコストの最適化

SQLの自動生成と最適化により、パフォーマンスを維持しながら、ユーザーのスキル的制限を克服します。

3.プロダクト開発を速める

Gitを用いたバージョン管理やデプロイ管理により、AIの要素を迅速に取り込み、スケーラブルな開発を実現します。

結論:セマンティックレイヤーの重要性を早くから謳ってきたLookerだからこそ、自然言語によるデータ分析と相性がよい!

Lookerのセマンティックレイヤーがあったからこそ、実用的な生成AI分析が実現したと言えるでしょう。

参考:Looker のセマンティック レイヤがビジネス インテリジェンス向けの信頼できる AI を実現する仕組み

5.さいごに

本セミナーを通じて、Gemini in Lookerが単なる効率化ツールではなく、組織全体のデータドリブン文化を加速させるプラットフォームであることをお伝えできたかと思います。

  • 専門家でなくても、対話するようにデータを分析できる。
  • セマンティックレイヤーがあるから、その結果を信頼できる。
  • 分析からアクションまでがシームレスに繋がる。

これが、私たちが提案する「これからのデータ分析体験」です。

「自社のデータで試してみたい」「Lookerの導入を検討したい」という方は、ぜひご相談ください。

弊社では、「danect+(デネクト)」という、AIをつかったBIダッシュボード実装支援サービスを展開中です!

導入から運用までご支援可能ですので、ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

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