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「フィルタが使いにくい」とはもう言わせない!Looker ダッシュボードフィルター拡張機能(Labs)を徹底解説

投稿者:中島

目次

  1. はじめに
  2. 拡張機能を利用するための設定
  3. Looker 26.0 新機能:ダッシュボードフィルタ拡張機能とは?
  4. まとめ:ユーザーに寄り添うダッシュボードへ

1.はじめに

こんにちは、NTTインテグレーションの中島です。

本日はLooker26.0 のアップデートで利用可能になった「ダッシュボードフィルタ拡張機能」の使い方を紹介をさせていただきます。

ダッシュボードをご利用いただくエンドユーザー様からよくこんな相談を受けていました。

「フィルタの選択肢が多すぎて、どれを選べばいいか分からない」
「特定の条件(一致する、など)しか使わないから、不要なメニューは消してほしい」
「フィルタ候補を複数選ぶたびにメニューが閉じるのが地味にストレス……」

今回アップデートされた拡張機能は、そんな利用ユーザーの悩みを一気に解決してくれる「痒い所に手が届かなかった部分」を劇的に改善するLabs機能になっています。
具体的に何が変わったのか、どのようなシーンで役立つのかを詳しく解説していきます。

2.拡張機能を利用するための設定

ダッシュボードフィルタ拡張機能(Labs)は、正式機能(GA)ではないため、将来的に挙動が変わる可能性がある点にはご理解ください。(2026/02/04現在)

使用するには管理者(Adminユーザー)が機能を有効化する必要があります。
※現在この機能はデフォルトで有効になっています。

1.Lookerのメニューから Admin(管理) > Labs を開く。

2.Dashboard Filter Enhancements のトグルをオンにする。

3.Looker 26.0 新機能:ダッシュボードフィルタ拡張機能とは?

この機能は、ダッシュボードの閲覧者(Viewers)がより直感的にデータを絞り込めるようにし、作成者(Developer)がより細かくフィルターの挙動を制御できるようにするものです。

主なアップデートは以下の3点です。

  1. フィルタ候補タグリストの「固定(Persistent)」
  2. 「すべて選択 / すべて解除」機能の追加
  3. 条件演算子の制限(開発者向け機能)

1. フィルタ候補タグリストの「固定(Persistent)」

これまでのフィルタでは、フィルタ内でキーワード検索(例:「チョコ」と入力)をしても、1つ値を選択するたびにドロップダウンが閉じてしまい、複数選択の際に何度もキーワード検索→クリック…etcとする必要がありました。

新機能:「タグリスト」や「高度なフィルタ」タイプのフィルターで、値を選択してもドロップダウンが開きっぱなしになります。

メリット: 検索窓を利用した際の操作性が大幅に向上しました。

2. 「すべて選択 / すべて解除」機能の追加

従来ではフィルタのタグリストや検索結果を一括選択する機能はなく、何も選択していない状態がすべてを選択しているものとして機能していました。

新機能: フィルタのタグリストや検索結果に対して、一括で「すべて選択」または「すべて解除」ができるチェックボックスが明示的に表示されます。

メリット: 複数の選択肢を簡単に一括選択/一括解除することが可能です。

<注意>
非常に便利な「すべて選択」ですが、候補値があまりに多い場合に実行すると、「一度に選択できる値の数には上限があります」という警告が出ることがあります。

これはLookerがダッシュボードのパフォーマンスを維持し、データベースへのクエリがエラー(URLパラメータの長さ制限など)にならないように設定しているLookerの仕様です。

もしこのメッセージが出た場合は、強制的に「すべて選択」がクリックできないようになっているので安心ですね。
検索ワードをより絞り込んで選択範囲を狭めるか、フィルタの設計(「〜を含む」などの条件演算子を利用するなど)を見直しましょう。

3. 条件演算子の制限(開発者向け機能)

高度なフィルター(Advanced filters)において、ユーザーが使える「条件(一致する、含まない、など)」を制限できるようになりました。

新機能: フィルターの設定画面で、特定の演算子だけを表示するようにカスタマイズ可能です。

メリット: 「複雑な条件をユーザーに使わせたくない」「特定の絞り込み方に限定してミスを防ぎたい」といった運用が可能になります。

<従来>
フィルタの条件はユーザー側や開発者側では制御できず固定化されていた

<アップデート後>
フィルタの編集画面 >- 「フィルタオプションを設定する」から必要なオプションを選択することで、フィルタの絞り込み条件のカスタマイズが可能

「次に一致(is)」、「次を含む(contains)」の2つだけをフィルタ条件として選択できるようになった

4.まとめ:ユーザーに寄り添うダッシュボードへ

改めて、今回のポイントを振り返ります。

  • 直感的な操作性: 「すべて選択」やドロップダウンの挙動改善により、値を選ぶ際の手間が最小限に。
  • 迷わせない設計: 不要な演算子を制限することで、シンプルで分かりやすい「迷わないフィルタ」を提供可能に。

今回のLooker 26.0 で登場したダッシュボードフィルター拡張機能(Labs)は、日々ダッシュボードを利用するエンドユーザーにとっては、「使い方が分からない」「フィルタが多すぎて面倒」といった操作のストレスを劇的に減らし、データ探索の質を高めてくれる大きなアップデートになりました。

ぜひ皆さんもこの機能を使いこなし、ユーザーフレンドリーなダッシュボードを作成していきましょう。

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