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Looker向けコネクテッドシートって何ができるの?

投稿者:杉山

目次

  1. はじめに
  2. 準備
  3. 手順・出力結果
  4. さいごに

1.はじめに

こんにちは、杉山です。
三寒四温の言葉通り寒さと温かさが入り混じり、段々と春のお花の香りが感じられる季節になってきました!
新しいことを始めるのにぴったりな時期になりますが、よくお客様とのお話で「使い慣れたシステムから新しいシステムへの移行のハードルが高い」という課題をお伺いします。

今回ご紹介する『コネクテッドシート(Connected Sheets)』は、Google スプレッドシートのI/FからBigQueryやLookerのデータにアクセスし、分析・可視化・探索・共有することが可能です。比較的使い慣れた方の多いスプレッドシートをI/Fに用いるという点から、上記のような課題に対して『コネクテッドシート』の導入は1つの解決手段になり得ると思い、本ブログではLooker向けコネクテッドシートについてご紹介させていただきます。

2.準備

コネクテッドシートを使用するには以下権限が必要であるため事前にご確認ください。

  • Lookerにおける権限
    • コネクテッドシートの有効化… Admin
    • スプレッドシートの編集・更新… User(使用するデータのLookMLモデルへのアクセス権、データの表示権限、アクセス フィルタを使用したデータへの適切なアクセス権またはアクセス許可)
  • Google スプレッドシートにおける権限
    • キャッシュデータの表示… 閲覧者
    • スプレッドシートの編集・更新… 編集者

3.手順・出力結果

※以下ご紹介する手順は公式ドキュメントから抜粋して記載いたします。


【Looker】コネクテッドシートの有効化

Lookerの[管理]メニューから[プラットフォーム]>[BIコネクタ]の[Google スプレッドシート]を有効化

※Looker(Google Cloud Core)はデフォルトで有効化されています

【Google スプレッドシート】Lookerへの接続

①スプレッドシートの画面上部[データ]タブから[データコネクタ]>[Lookerに接続]をクリック

②接続したいLookerインスタンスのURLを取得し入力(例:https://xxxxx.looker.com/)

③入力後はグレーアウトされている「Lookに接続」「Exploreに接続」がアクティブになるのでどちらかを選択

「Lookに接続」:Lookerに保存されているLookへスプレッドシートから接続
「Exploreに接続」:Lookerに定義されているExploreへスプレッドシートから接続

④同意を求められるので画面下部の「同意して続行」をクリック


【Google スプレッドシート】Lookに接続


今回対象のLookイメージ

①接続したいLookを選んで[接続]をクリック

②データの表示先を「新しいシート」または「既存のシート」から選択し、[作成]をクリック
(今回は「新しいシート」を選択)

③画面左中央にある[適用]をクリックしてデータを連携

[適用]クリック後の画面

データを更新したい場合は上記[更新]、または③の画面右下にある[更新]をクリックします。
関数を用いて計算を行いたい場合などは通常のスプレッドシートと同様に関数を追加で使用できます◎

※Lookerから取り込まれたデータ(表内の値)への編集や、表内への行の追加等は不可


【Google スプレッドシート】Exploreに接続

今回対象のExploreイメージ

①接続したいExploreのモデルを選んでクリック

②接続したいExploreを選んで[接続]をクリック

③Exploreのデータが一覧表示されるので画面上部の[ピボットテーブル]をクリック

④ピボットテーブルの作成先を「新しいシート」または「既存のシート」から選択し、[作成]をクリック
(今回は「新しいシート」を選択)

⑤ピボットテーブルエディタにて必要なデータ項目を「行」「列」「値」「フィルタ」に追加

⑥以下選択完了後、画面左中央または右下の[適用]をクリック

[適用]クリック後の画面

エリアごとに小計を出したい場合などは「店舗名」の項目にある[総計を表示]をオンにすることで各エリア行の下に小計が表示されます。

フィルタしたい項目がある場合は「フィルタ」に条件を設定してこれまでと同様に[適用]をクリックしてください◎

4.さいごに

今回は『Looker向けコネクテッドシートって何ができるの?』というテーマについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?使い慣れたスプレッドシートのI/Fを利用しつつ、扱うデータはLookerで一元管理された信頼できるデータという画期的な機能です!是非一度お試しください◎

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