Treasure AI Studioとは?自然言語の指示だけでマーケティング施策を「カタチ」にする次世代ワークスペース
投稿者:大友
「顧客データを分析したいが、SQLが書けない」「セグメント作成やジャーニー設計に時間がかかる」——マーケティングの現場では、データ活用のたびに専門知識やエンジニアへの依頼が発生し、施策のスピードが落ちてしまうことが少なくありません。
Treasure AI Studio は、こうした課題に応える、Treasure AI(旧 Treasure Data)の次世代ワークスペースです。自然言語による指示だけで、セグメント抽出からカスタマージャーニー設計、ワークフロー構築までをAIが自動生成。検証からローンチに至る全工程をAIが完結させます。本記事では、その概要と主な機能、ユースケースをわかりやすく解説します。
1. Treasure AI Studioとは
Treasure AI Studio は、マーケターの「意志」を最短距離で「カタチ」にする次世代のワークスペースです。
最大の特徴は、専門知識がなくても、言葉(自然言語)で指示するだけでデータ活用が進む点にあります。これまで専門人材が担っていた以下のような作業を、AIがアシストします。
- セグメント(顧客の絞り込み)の抽出
- カスタマージャーニーの設計
- ワークフロー(施策の自動化フロー)の構築
- 検証からローンチまでの実行
デバイスを問わず利用でき、頭の中にあるビジョンを瞬時に実行フェーズへと導くことで、マーケティングの可能性を大きく広げます。

2. Treasure AI Studioの3つの特徴
Treasure AI Studio の価値は、大きく3つの特徴に整理できます。
①自然言語による実行
言葉でやりたいことを伝えるだけで、AIがクエリ作成からワークフロー構築までを代行します。専門知識なしでの施策実行が可能になり、人間の創造性とAIを掛け合わせることで、アイデアを「思考のスピード」で即座に具現化します。
②完全な透明性とコントロール
AIの意思決定プロセスはすべて可視化されます。そのため、ユーザーは内容をレビュー・承認したうえで施策を安全にローンチできます。複雑な処理はAIに任せつつも、最終的な判断とコントロール権は常にユーザーが保持する設計です。
③永続的で視覚的なワークスペース
Web、モバイル、デスクトップに対応した統合ワークスペースにより、デバイスを問わず対話形式で作業を再開できます。システム間を往復する手間を排除し、場所を選ばずにビジョンを最短距離で施策へとつなげます。
3. Treasure AI Studioの主な機能

・Projects:目的別に作業環境を整える
プロジェクトには、名称や概要、使用するアカウント、成果物の保存先、利用するスキル、AIへの指示ルール(トーンや守ってほしいルール)などを設定できます。これにより、案件や目的ごとに最適化された環境で作業を進められます。
・Skills:AIに「得意技」を覚えさせる
Skills には4つのタブがあります。
- Plugins:外部から追加したプラグイン形式のスキルを管理する
- Built-in:Studioに最初から組み込まれている公式スキルの一覧
- Repositories:スキルの配布元を管理し、チーム共有スキルを追加する
- My Skills:自分で作成したオリジナルスキルを管理する
定義書などをインポートして学習させた内容をSkillに設定すれば、短時間でナレッジベースを構築することも可能です。
・Graph・Search・Import:作業を整理し、再利用する
Graph では、チャットセッションや作業アイテム(タスク・ゴールなど)のつながりを視覚的に把握できます。Search では過去のチャットやスケジュールを横断的に検索でき、Import では既存のSQLファイルやワークフロー定義などを取り込んで活用できます。
4. Treasure AI Studioの活用ユースケース
ここでは、Treasure AI Studio が実際のマーケティング業務でどのように役立つのか、ユースケースを2つご紹介します。
ユースケース1:シナリオ(カスタマージャーニー)の作成
これまでカスタマージャーニーの設計は、対象セグメントの定義、配信タイミングの設計、分岐条件の整理など、多くの工程と専門知識を必要としていました。Treasure AI Studio なら、やりたいことを言葉で伝えるだけで、AIがシナリオの骨組みを自動生成します。
まずは、現状把握のためにHTMLレポートを作成させます。

すると、Treasure AI Studio はデータを分析してHTMLレポートを作成してくれます。


続いてジャーニーの作成に入ります。
まず、Step3の「ジャーニー設計・作成」を確認します。先ほど確認した施策Aの「Gold会員ロイヤリティ強化プログラムを今回は実行したいので、そのジャーニーを確認します。

提案されたジャーニーで問題なければ、チャットで、

と指示します。そうすると、Treasure AI内にジャーニーが作成されます。

生成されたシナリオはプレビューで確認でき、内容を承認したうえで本番に反映できます。AIの設計プロセスは可視化されているため、「なぜこの分岐になるのか」を理解しながら安心して進められます。
設計に半日かかっていたシナリオも、対話ベースなら短時間で骨子が完成。マーケターは「どんな体験を届けたいか」という本質的な検討に集中できます。
ユースケース2:メールコンテンツの作成
シナリオが完成しても、ステップごとのメール文面を一から作るのは手間がかかります。Treasure AI Studio なら、ターゲットや目的を伝えるだけで、AIがメールコンテンツの草案を生成します。
先ほど作成したHTMLレポートのStep4にある「コンテンツ生成・キャンペーン」を確認します。

少し草案がシンプルなので、チャット上で画像を作成させたり内容をボリューミーに調節し、メールを送ることができるEngage Studioに出力させます。チャット上で配信設定まで可能です。

今回作成したメルマガは以下になります。


生成された文面はその場で修正依頼ができ、「もっとカジュアルに」「ボタンを強調して」といった指示で繰り返しブラッシュアップできます。
施策の企画から配信準備までの流れが途切れず、スピーディーに進められます。
5. まとめ
Treasure AI Studio は、自然言語による指示だけで、データ探索からセグメント作成、ジャーニー設計、ワークフロー構築、実行までを完結できる次世代のワークスペースです。
- 自然言語による実行で、専門知識なしに施策を具現化できる
- 完全な透明性とコントロールで、AIに任せつつ最終判断は人が持てる
- 永続的で視覚的なワークスペースで、デバイスを問わず作業を継続できる
- Projects / Skills / Graph / Search / Import の機能で、作業の整理・再利用がしやすい
- シナリオ作成からメールコンテンツ作成まで、施策準備を一気通貫で進められる
マーケターの「意志」を最短距離で「カタチ」にする——その思想を体現したTreasure AI Studioは、これからのデータドリブンなマーケティングを支える基盤になり得る存在です。
Treasure AI Studio の詳細な機能やデモについては、お気軽にこちらからお問い合わせください。
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