【新入社員必読】セキュリティインシデントを起こさないために(仕事に慣れてきた時編)
投稿者:セキュリティエンジニア 山﨑敦史
こんにちは。セキュリティ担当の山﨑です。
新入社員・新社会人に読んでもらいたいセキュリティインシデントを起こさないために気をつけるポイントの第2弾となります。
今回は、仕事に慣れてきたときに起こしやすいインシデントに注目して紹介していきます。
第1弾では入社直後に気を付けるポイントをまとめていますので、こちらもぜひ読んでみてください。
目次
- 慣れてきたときこそ気を引き締めよう
- 誤送信・誤送付に気をつけよう
- Free Wi-Fiの利用に気をつけよう
- ソーシャルエンジニアリングに気をつけよう
- もしインシデントを発生させてしまったら?
- おわりに
1.慣れてきたときこそ気を引き締めよう
人間、最初は慣れていないので、十分に注意して作業をしていきますが、慣れてくると最初に意識していたことは忘れ、いつもやっていることだからと慢心してしまいます。
いつもやっていることだからと気を抜いて仕事をすると取り返しのつかないミスをしやすくなります。
取り返しのつかないミスをする前に「仕事に慣れたきたな。」と感じたら、初心に帰って気をつけましょう。
2.誤送信・誤送付に気をつけよう
仕事をするうえで、メールや書類でのやり取りは必要不可欠です。
必要不可欠だからこそ、誤送信・誤送付はよく起こります。
お客様には見せない仕入れ値や別のお客様情報を誤って送付してしまうと、情報漏洩となるだけではなく、ずさんな管理をしている会社と見られ、そのお客様との取引がなくなってしまう可能性もあります。
メールや書類を送る際は、送る前に送り先は正しいのか、内容や添付ファイルは間違っていないかきちんとチェックして送りましょう。
3.Free Wi-Fiの利用に気をつけよう
駅前のカフェで仕事をする人を多く見かけるかと思います。
特に営業職の方は、お客様先へ訪問する前後で近くのカフェ等で仕事をすることがあるかと思います。
カフェや駅等の施設には、Free Wi-Fiがあり、よく利用するという人もいるのではないでしょうか。
仕事において、Free Wi-Fiへの接続は危険です。Free Wi-Fiは誰でも利用できることが利点ですが、その反面セキュリティが担保されていない場合がほとんどです。
もし接続したWi-Fiが暗号化されていないWi-Fiや悪意ある第三者により設置された偽のWi-Fiだった場合、通信内容の盗聴による情報漏洩やウイルス感染が発生してしまいます。
仕事をする場合は、Free Wi-Fiには接続せず自身や会社で支給されたスマートフォンのテザリング機能を使用したり、ポケットWi-Fi等でインターネットへ接続しましょう。
4.ソーシャルエンジニアリングに気をつけよう
ソーシャルエンジニアリングとは、情報通信技術を使わずに重要情報を盗み取る攻撃手法です。
よくある攻撃が、PC画面を覗き見しパスワードなどを盗むショルダーハッキングやゴミ箱に捨てられた紙の資料などから情報を盗むトラッシングなどがあります。
カフェや電車の中で仕事をすると意外と簡単にPCの画面を覗き込まれてしまいます。
横目で覗く程度で詳細な内容を見るのは難しいと思うかもしれませんが、意外としっかりと内容をみることができてしまいます。
カフェ等で仕事をすることがある場合は、覗き見防止シートを貼ったり、後ろが壁の席に座るなど覗き見されない対策をしてください。
紙の資料などは公共のゴミ箱には絶対に捨てず、必ず会社へ持ち帰ってから会社の規則に応じた場所にシュレッダーなどで適切に処分しましょう。
5.もしインシデントを発生させてしまったら?
前回も同じ内容を記載しましたが、とても重要なことなので、今回も記載しています。
「やってしまった」、「やらかした」と思ったら、直ちに上司へ報告しましょう。
発生させてしまったインシデントをすぐに報告しないとさらなる被害が発生してしまいますので、まずは上司へ報告することを意識しておきましょう。
おわりに
今回は、新入社員のみなさんに気をつけていただきたいことを紹介いたしました。
新入社員のみなさん、ぜひこの情報を役立てて、インシデントを防ぎつついち早く信頼される社員になれるようにがんばってください。
今回は、新入社員向けの気をつけるポイントを紹介いたしましたが、他にもセキュリティ関連の記事も記載していますので、気になる記事がございましたらぜひご一読ください。
また、社員のセキュリティ意識を向上させるためにトレーニングツールとして、Proofpoint Security Awareness Trainingやセキュリティトレーニングの研修をご用意しておりますので、社員のセキュリティ意識やセキュリティ教育についてお悩みの方は、弊社問い合わせ窓口までお問い合わせください。
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