Treasure Data CDP<第28弾> ついに配信機能が実装!Engage Studioのご紹介!
投稿者:中村

NI+C マーケソリューションチームです:)
本Tech Blogでは、NI+Cで取り扱っているTreasure Data CDPを紹介していきます。
はじめに
Treasure Dataは当初はクラウド型ビッグデータ分析基盤として開発されました。しかし、デジタルマーケティング用途での導入が進み、DMP/CDP的なユースケースが増加したことで、デジタルマーケティングを推進するための機能が次々と開発されました。2018年ごろに、SQLを使わずにTreasure Data 上のデータを使ってセグメント抽出を行うことができる「Audience Studio」がリリースされ、データエンジニアがSQLを使って分析するプラットフォームから、マーケターがビックデータを扱えるカスタマーデータプラットフォーム(CDP)に進化しました。
さらに2022年には、マーケティングシナリオを構築できる「Customer Journey Orchestration」がリリースされ、マーケティングを計画・実行できるマーケティングプラットフォームへと進化してきました。
そして、2025年にリリースされた「Engage Studio」は、ついに顧客にアプローチする手段が実装されました。
本記事ではEngage Studioの機能概要や今後のロードマップ、ユースケースを交えた内容をお伝えします。
アジェンダ
- Engage Studioとは
- EngageStudioの各機能
- Engage Studioのロードマップ
- さいごに
1.Engage Studioとは
Engage Studioは一言でまとめると「Treasure Data CDP上から直接配信を行う機能」です。
これまでTreasure Data CDPは顧客アプローチを行うためには、配信エンジンとなる外部ツールに配信リストを連携してきました。
Customer Journey Orchestrationの登場によりCDPがデジタルマーケティングの指揮をとれるようになりましたが、配信処理は外部ツールに連携するしかありませんでした。
配信に必要な設定をMAツールで行うのであれば、「セグメント抽出やマーケティングシナリオの検討・設定もMAツールで行った方が楽なんじゃないか?」という考えもあったかと思います。
しかし、Engage Studioの登場により、「データ基盤」と「配信エンジン」の分断を解消でき、Treasure Data CDP上でデジタルマーケティングのPDCAサイクルすべてを実行できるようになりました。
これによってTreasure Data CDPで、「あらゆる顧客データが繋がり、一人ひとりに最適な体験を届ける」を実現します。
2.Engage Studioの各機能
ここからは具体的にEngage Studioで実行できるおおまかな機能を紹介します。
なお、Engage Studioは機能の追加開発が続々と行われておりますので、2026年3月時点での情報となります。
最新情報やより詳しい情報を知りたい方は「こちら」からお問い合わせください!
□送信元プロファイル設定
メールを受信すると表示される送信元情報の設定や、メールの返信先アドレスの設定を管理するプロファイル情報を設定することができます。
SPF、DKIM、DMARCにも対応しているので、スパム判定といったリスクも避けつつ安心してメールを配信することができます。

□キャンペーン設定
以下の2種類のキャンペーンを作成することができます。
‐単発キャンペーン
‐繰り返し実行キャンペーン

単発配信キャンペーンでは、メールマガジンや都度内容が変わる施策を配信するキャンペーンとして利用されます。
繰り返し実行キャンペーンでは、お誕生日メールなど常時実行し続ける施策で利用されます。また、キャンペーンの管理画面では、施策の実行状況が確認できるようになっているため、施策ステータスが一目でわかるようになっております。
▼(参考)施策が実行中の状態

▼(参考)施策が停止中の状態

□配信チャネル
現時点では以下の配信チャネルが利用できます。
‐メール
‐アプリPush
今後も続々と配信チャネルが追加される予定となっております。既に提供されているコネクターを利用することで外部チャネルとの連携は可能ですが、Treasure Data CDPから直接複数のチャネルを横断して活用できる日も近いです。
□クリエイティブ作成
配信機能だけでなく、Engage Studioではクリエイティブ(配信コンテンツ)の作成も行えます。配信チャネルと同様に以下のエディタが用意されております。
‐HTMLメールエディア(コンテンツブロック操作によるGUIエディタ/HTMLソースエディタ)
‐モバイルPushエディタ
Engage Studioのエディタは専用のプログラム言語を必要とせず、画面上に用意されたコンテンツブロックをメール画面上にドラッグアンドドロップで操作するだけでHTMLメールを構成することができます。
また、HTMLを使ってコーディングすることもできるため、コーディングを行ってよりデザイン性の高いクリエイティブを作成することにも対応しています。
▼GUIエディタ

▼HTMLソースエディタ

3.Engage Studioのロードマップ
具体的なチャネルは開発中のため公表できませんが、デジタルマーケティングで主力となるチャネルは開発対応が進められております。
また、メールやアプリ配信といったPush型のアプローチ手段だけではなく、Pull型のアプローチ手法にも対応する予定と聞いておりますので今後も目が離せません!
4.さいごに
本記事ではTreasure Data CDPのEngage Studioをご紹介しました。
3章でもお伝えしたように、続々と強力な機能が開発・リリースされておりますので、どんどんやりたいことが増えていくソリューションです。
さらに、本章でのご紹介は割愛しておりますが、Treasure Data CDPにはAI機能も搭載されておりEngage Studioと連携することで、デジタルマーケティングの業務効率向上に大きく貢献することが期待されます。
マーケターがエンジニアの力を借りずに高度なデジタルマーケティングを簡単に実行するためのソリューションがTreasure Data CDPにはたくさん用意されておりますので、ご興味を持たれた方はぜひ「こちら」からお問い合わせください!
その他、Treasure Data CDP についての記事はこちら↓
セグメント作成について↓↓
Treasure Data CDP <第1弾>Audience Studio の機能でセグメント作成してみた!!
Activationについて↓↓
Treasure Data CDP <第2弾>Audience Studio の機能 Activation を使ってみた!
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Treasure Data CDP <第3弾>Predictive Scoring のご紹介
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Treasure Data CDP <第4弾>Treasure Data にデータをインポートしてみた
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Treasure Data CDP<第5弾>SQL を使ってデータ抽出してみた!
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Treasure Data CDP<第6弾>Treasure Workflow とは(前編)
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Treasure Data CDP<第7弾>Treasure Workflow とは(後編)
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Treasure Data CDP<第8弾>新機能 ジャーニーオーケストレーション ご紹介
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Treasure Data CDP<第9弾>Server Side 1st Party Cookieのご紹介
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Treasure Data CDP<第10弾>【Journey Ohchestration】ジャーニーを作成してみよう!
Predictive Scoring 予測モデルの作成から実行について↓↓
Treasure Data CDP<第11弾>Predictive Scoringを使ってみた!
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Treasure Data CDP<第12弾>Policy Based Permissionとは?
Treasure Insights について↓↓
Treasure Data CDP<第13弾>Treasure Insights について ご紹介
ID Unificationについて↓↓
Treasure Data CDP<第14弾>ID Unification 機能 ご紹介
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