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第4回  IBM Cloud のお知らせ – 配布リスト機能

投稿者:SLCC担当 (柴田)

「IBM Cloudのお知らせ」についてのご紹介、最終回の今回は「配布リスト」機能についてのお話です。

ここまでの3回で紹介しました通知を確認する操作や機能は、IBM Cloudアカウント内にユーザーが登録されていて、IBM Cloudアカウントを利用中のユーザーであることが大前提になります。今回ご紹介する「配布リスト」は、

アカウントオーナー宛に出されるイベント通知を、IBM Cloud アカウントに登録のないユーザーのEメールアドレスやwebhook宛にも送る

という機能になります。

この機能を利用すると、IBM Cloud アカウント所有者(アカウントオーナー)のポータル上に表示されるインシデント、メンテナンス、お知らせ、セキュリティ速報に関するお知らせが、「配布リスト」に登録された宛先にも送信されるようになります。

例えば、IBM Cloudを利用していないユーザー(メールアドレス)にも、運用管理上、IBM Cloudからの重要な通知を知らせたい場合があります。そのようなときにこの「配布リスト」に登録することで、IBM Cloudアカウント内のユーザーとして登録されていないユーザーにも、重要なイベント情報の通知を送ることができ、その内容を知ってもらうことが可能になります。

この通知の設定のためには、次の操作を行います。

操作手順:

(1) ポータル上部のメニューから「管理」>「アカウント」とクリックします。

(2) 「アカウント」画面が開かれたら、左フレームのメニューから「通知配布リスト」をクリックします。

(3) 「通知配布リスト」のページが開かれたら[追加]をクリックします。

(4) 表示されるメニューから、通知を送っておきたいサービスをクリックします。

(5) 追加画面が表示されるので、ここで必要な情報を入力し[追加]をクリックします。

(6) 一覧画面に新しい宛先が追加されます。

この設定により、今後イベント通知が発生すると、その宛先にも通知が送られるようになります。

※配布リストにEメールアドレスを追加するには、登録作業を実施するユーザーが、IAMの「アカウント管理サービス」に対して「エディター」以上の役割を持っている必要があります。

まとめ:

4回にわたり、IBM Cloudからのお知らせの機能とそれを利用するための操作手順を紹介させていただきました。
IBM Cloudからのお知らせにはポータル上で確認する「イベント通知」と「Caseでの通知」の2種類があることを知っていただき、これらは定期的にポータルにログインして確認する必要があることをご理解ください。
また、それを補完する仕組みとして「通知メール」と「配布リスト」の機能があり、これらをうまく利用すると、よりIBM Cloudからの大切なお知らせに気づくことができて、クラウド環境安定運用の一助になります。
IBM Cloud ご利用の際には、ぜひこれらをご活用ください。

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IBM Cloudからの通知は原則英語で行われます。日本のユーザーにとって、これが少し厄介に思われるかもしれません。そこでNI+Cでは、サポートサービス「バリューサポート for IBM Cloud」により、IBM Cloudからお客様への英語の通知に対して、日本語でリマインド通知を行うサービスを提供しております。

また、IBM Cloud のサポート問い合わせも原則英語での問い合わせ/回答になりますが、NI+Cの「バリューサポート for IBM Cloud」をご利用いただくと、NI+Cのサポートが日本語でお客様のお問い合わせをお受けします。ぜひこのサポートサービスをご検討、ご利用ください。

※「Caseでの通知」の日本語リマインド通知は、本サービスの対象外となります。

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