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【教えてヒロさん!】サプライチェーン全体の業務を可視化する「真のトレーサビリティ」への道

投稿者:藤野裕司

みなさん、こんにちは!NTTインテグレーション(NI+C)エグゼクティブコンサルタントのヒロです。

最近、ビジネスの現場で「いま、4社に発注している原料、個々の調達状況はどうなっている?」「あの外部委託倉庫の在庫はどのくらいある?」「製造全ラインの進捗はどのレベルまで進んでいる?」と、あらゆるモノや情報の動きをリアルタイムに確認したいという声をよく聞きませんか?

これからの時代、リアルタイムな「トレーサビリティ」の確保は、ビジネスのスピードと品質を左右する絶対条件になりつつあります。そこで今回の『教えてヒロさん!』は、「サプライチェーン全体における業務の流れの可視化」をテーマにお話ししていきましょう!

自社内は見えても、その先が見えないジレンマ

DXの推進によって、自社内の業務進捗や在庫状況は、かなりクリアにトレースできるようになってきた企業が多いのではないでしょうか。しかし、いざ自社の壁を越えて、委託先の倉庫(3PL)やサプライチェーンの末端に目を向けると……途端に「ブラックボックス化」してしまう。そんなお悩みを抱えていませんか?
「自社外のデータをどうやって集めればいいのかわからない!」というわけです。

解決策として、離れた取引先に対して「システム間でデータ連携させてください」とお願いしてみるものの、特に中小企業の方々からは「うちにはそんな高度なIT人材はいない」「コストがかかる」「忙しくてそれどころじゃない!」と、強い抵抗(データ連携アレルギー)を示されてしまうのが現実です。

「ならば、簡単なWebフォームを用意するので、そこに毎回入力してください」と妥協案を出してみても、今度は現場の作業工数が跳ね上がり、入力漏れや人的ミスが多発……。これでは本末転倒ですよね。

【図1】情報分断の壁

NI+Cが丸抱え!「サービスに任せる」という最強の選択肢

では、この分断された情報をどのようにつなぎ、業務の可視化を実現すればよいのでしょうか?

答えはシンプルです。「自社で無理にデータを集めようとせず、プロのサービスにすべて任せてしまう」のです。

私たちNI+Cには「IRIS Connect」をはじめとする、多様なシステムを柔軟につなぐ統合データ連携サービスがあります。しかし、私たちの本当の強みはシステムそのものだけではありません。取引先へのデータ連携の手法説明から、各社の環境に合わせたWeb APIなどの設定、そして日々の運用・サポートに至るまで、NI+Cがサービスベンダーとして間に入り、サポートいたします。
皆様は、面倒な調整業務から解放されます、そして取引先の方々も。もちろん、時間がかかる場合もありますが、そこは根気よく話し合いを進めましょう。

「NI+Cに任せておけば、設定から導入、運用サポートまですべてやってくれる」
つまり、データ連携に対する心理的なハードルや、日々のWeb入力といった業務負荷から解放されるのです。

トラブル対応も運用もすべてサービス側が吸収する。これにより、関係するすべての企業が「精神的負担・業務負担」から解放され、真のリアルタイムトレース環境を手に入れることができるというわけです!

【図2】 荷主、3PL、生産者などがAPI等でスムーズに繋がり、NI+Cが全体をサポートしている

データが繋がり、エコシステム経済圏を創り出す

この「サービスに任せる」アプローチで各社の業務データが安全に集約されるようになると、その先にはさらにワクワクする未来が待っています。

これまでは「自社のデータは自社だけで囲い込む」のが当たり前でした。しかしこれからは、NI+Cのハブを経由することで、他企業や異業種のサービス、さらには行政が持つ様々なデータを、安全かつ有効に連携できるようになります。将来的には、物流のトレースデータに、交通情報を掛け合わせて配送ルートを最適化したり、気象情報や生産者の情報とつないで消費者に完全な「食の安心」を届けたり……。NI+Cは企業のAI活用も推進します。

ハブのデータを主役にすることで、さまざまな共通機能を活用することができるようになるのです。これこそが、国が推進するSociety5.0で提唱されている「自律分散社会」の姿です。個々の企業が独立性を保ちながらも、必要なデータを柔軟に共有し合う「エコシステム経済圏」。私たちは、データ連携を通じてこの巨大な経済圏の基盤を創り上げようとしているのです。

【図3】様々な企業・サービス・行政のデータがクラウド上で安全に交わり、エコシステム経済圏を構成

結びに

いかがでしたでしょうか。サプライチェーン全体の可視化は、一企業だけの努力では成し得ません。しかし、適切なサービスとサポートの力を借りることで、その壁は必ず越えられます。

これからのビジネスの未来を創る、国を挙げての「自律分散社会」への取り組み。ぜひ、みなさんと私たちNI+Cがタッグを組み、共にこの壮大なエコシステムを実現しようではありませんか!

それでは、次回の『教えてヒロさん!』でまたお会いしましょう!

(藤野裕司)

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