NI+C EDIシリーズ<第2弾>
“自動車業界の標準化-後編”
投稿者:上木
NI+C バリューオペレーション本部 EDIサービス部第一の上木です。ブログを連投中です。
前回は課題をお話したものは、以下の図です。
今回は引き続き、それでNI+Cはどうしたか?の話になります。
NI+C NEOサービスです。
NI+Cは30年の間、EDIの分野で取引先と自動車部品サプライヤーの橋渡しをしてきました。
“EDIゲートウェイサービス(以下、EGW)というサービスを展開しています。
橋渡しの中間にいる事で、
・どの取引先と自動車部品サプライヤーへデータが流れているかがわかる。
・サービスを経由するために途中でデータの統合、振分け、加工ができる。
EGWは汎用サービスの為、他業界との連携もしていることから
・複数の通信プロトコルインターフェイスを持つことで利用者社内のEAI機能を一部代行する
・業界フォーマットも扱える
サービスであり、その上でデータを統合支援するサービスを考えました。
それがNI+C NEOサービスです。
(EGW)と(NEO)の機能について
・自動車を含み、いろいろな業界フォーマットを変換する機能(EGW)
・自動車OEMメーカーの帳票に準じた固定長フォーマットにする機能(EGW)
・データの統合分割機能(EGW)
・(長期間の)データ保管機能(NEO)
・発注の変更に伴う、元発注情報からの補完機能(NEO)
・OEM担当営業の為の受注状況管理機能、変更機能の提供(NEO)
・部品サプライヤー向けの統一フォーマット機能(NEO)
・部品サプライヤーマスターへの品番変更機能(NEO)
(NEO)の中では
受注プロセスを処理対象とし、あらかじめビルドインされた下記機能を提供します。
・受信したデータの重複チェック、イレギュラーチェックを行う
・受信したデータに一意のキーを付与し、内示と確定の照合を可能にする
・変更データに対してReplace変換(洗い替えデータへの変換)を行う
・受信したデータを蓄積テーブルに登録し、内示と確定の消込をする
・電話やFAXでの受注に関する緊急修正を反映できるインターフェイスを提供する
・上記のチェック、照合、修正等を行ったうえで、データを単一フォーマットに
統一して基幹システムに連携する
など、お客様のETL機能の補完を実施し、基幹システムへ一意なフォーマットを提供します。
これにより
・お客様の基幹システムの開発工数が減る。
・(自動車業界並びに他業界の業務を)アウトソーシングできる
※DXの壁:社内システムのブラックボックスをなくし、事業継続性を
サポート
EDIって、EAIって、ETLって
EDI(Electronic Data Interchange)とは、企業間でデータをやり取りする際に使われる技術・システムのことです。専用回線を使って、企業同士をつなぎ、互いの情報を交換できます。紙ベースだったBtoBの受発注取引を電子化し、効率を上げることを目的としています。
EAI(Enterprise Application Integration)とは、(社内システム間の)さまざまなシステムのデータを連携する技術・仕組みのことです。
ETL(Extract、Transform、Load)とは、データの抽出・変換・格納処理を行う技術・仕組みのことです。